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【マッチレポート】J2-40[A] 松本山雅FC戦『もうひと踏ん張り』(2016/11/07)

2016年11月6日(日)
J2第40節 松本山雅FC vs 東京ヴェルディ
13:04キックオフ 松本平広域公園総合球技場
[入場者数]15,343人 [天候]曇、弱風、気温12.6℃、湿度44%

松本 2‐0 東京V
前半:2‐0
後半:0‐0
[得点]
1‐0 石原崇兆(23分)
2‐0 高崎寛之(29分)

●東京Vスターティングメンバー
GK31 鈴木椋大
DF2   安西幸輝
DF23 田村直也
DF5   平智広
DF6   安在和樹
MF33 渡辺皓太(63分 二川)
MF28 楠美圭史(42分 井林)
MF14 澤井直人
MF7   杉本竜士(77分 アラン)
FW17 ドウグラス・ヴィエイラ
FW18 高木大輔
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3井林章、15ウェズレイ、19大木暁。MF32二川孝広。FW9アラン・ピニェイロ、29北脇健慈)

監督 冨樫剛一

■飯田真輝は言った

最終ラインの田村直也からドウグラス・ヴィエイラに縦パスが入る。センターサークル付近、ドウグラスの落としを拾った杉本竜士は左に展開。安在和樹からパスを受けた安西幸輝は杉本とのワンツーを決め、ボックス手前の高木大輔にボールを預けて中に入っていく。ツータッチ、ツータッチ、ツータッチ、ダイレクト、ダイレクトのリズミカルなパスワークで、敵陣に攻め入った36分のシーンだ。

高木大は落ち着いてボールをコントロールし、右からカットインしてきた澤井直人にパス。澤井が壁となってボールを戻したポイントに安西が走り込み、右足を振ったが、シュートは力なくゴール右に外れた。

悪くない。むしろ、攻撃のテンポはいい。だが、この時点でスコアは0‐2。東京ヴェルディは松本山雅FCに対し、すでに2点ビハインドとなっていた。

最初の失点は、23分。松本は石原崇兆が左サイドの奥に起点をつくり、ドリブルで中央へ。右サイド、フリーで駆け上がってきた田中隼磨を使い、田中はダイレクトで中央に折り返した。ボックスに侵入した石原が、このグラウンダーのクロスに右足を合わせ、ゴールネットを揺らす。東京Vは横の揺さぶりに対応し切れず、松本に先制点を奪われた。

「あの場面、自分が石原選手に対応し、最後はゴールのカバーに入る判断を優先したんですが、相手を離さずに付いていったほうがよかった」(田村)

2失点目は29分。平智広のミスでボールを失い、工藤浩平から高崎寛之へとつながれる。高崎は田村をかわし、左足で豪快にシュートを突き刺した。

「あのとき頭にあったのは、まずは相手の右を切ろうと。結果、左足に持ち替えられ、ゴールを決められてしまいました。思った以上に、左のシュート技術が高かった」(田村)

僕は、あの局面における田村のディフェンスは全面的に正しいと思う。軽率に飛び込まず、相手の利き足をケアし、得意な形に持ち込ませまいとした。そこで、田村の身体を裏返し、正確かつ強力なフィニッシュを決めた高崎のほうが上手だった。

「とてもいいゲームの入り方ができただけに、前半のふたつの失点が悔やまれます」と田村は語る。立ち上がりの東京Vは、松本の攻撃に対して非常に高い集中力で応戦した。攻め込まれても慌てることなく、守備の要所だけはしっかり抑えた。ゴール前で身体も張れていた。久しぶりのスタメンで戦意にあふれ、さながら火の玉のようになっていた杉本を意識的に使って攻撃を仕掛けられればとは感じたが、それでも全体的には上出来の部類に入る前半だった。だが、結果は2失点だ。

23分の失点を機に、東京Vは杉本をトップ下に置き、右ワイドに澤井、左ワイドに安西、最終ラインは右から田村、平、安在が並ぶ[3‐5‐2]の布陣を変更している。42分、冨樫剛一監督は楠美圭史を下げ、故障から復帰した井林章を最終ラインに投入。前節のレノファ山口FC戦に引き続き、安在が中盤の底に入り、かじ取り役を任された。

後半、東京Vは数々の決定機をつくった。

51分、杉本のボレーシュートは、シュミット・ダニエルが鋭い反応でファインセーブ。

66分、後半唯一のピンチは、鈴木椋大の飛び出しによって、難を逃れた。

76分、安西幸輝のミドルシュートも、シュミットに阻まれた。

78分、アラン・ピニェイロのシュートはミートせず。

88分、二川孝広の直接フリーキックはキーパーの逆をついたが、バーにはじかれた。

結局、0‐2のままゲームは終了。松本の凱歌『勝利の街』がアルウィン(松本平広域公園総合球技場)に響き渡った。僕はこのチャントが好きで、いつもうっとりさせられるのだが、東京Vの敗戦では苦い思いでいっぱいになる。

飯田真輝に訊いた。東京Vの攻撃は最後の一線を越えられなかった。2点リードを奪い、主導権は譲り渡してもゴール前を固めておけば良いという考えだったのか。

(残り 1430文字/全文: 3354文字)

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