【トピックス】検証ルポ『2016シーズン 緑の轍』第三章 リーダーシップ(2016/12/19)
第三章 リーダーシップ
■同質性の弱みが出た
今季の終盤、東京ヴェルディが残留争いに足を踏み入れつつあったとき、試合会場に訪れた小見幸隆さんからこんな話を聞いた。小見さんはかつて東京Vの監督を務め、冨樫剛一監督の若かりし日をよく知る人物だ。
「冨樫はいいヤツだからね。周りに敵をつくらないんですよ。チームが順調なときは、そのやり方でうまく回るでしょう。ただし、苦境においてはどうか。相手の監督に与える脅威、多少強引にでも選手にやらせる力、チームをひとつの方向に強く向かわせる力といった点では、やはり不足が出てくる」
なるほどなあ、と僕は思う。冨樫監督は調和型のリーダーである。
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