【トピックス】検証ルポ『2016シーズン 緑の轍』第五章 残留(2016/12/25)
第五章 残留
■リスクマネジメントの不徹底
9月18日、J2第32節カマタマーレ讃岐戦、東京ヴェルディはドウグラス・ヴィエイラの2ゴールと高木善朗の得点で、3-2の勝利。相手に先制されながら逆転に成功し、同点に追いつかれて最後は突き放す。シーソーゲームを制し、味の素フィールド西が丘は歓喜に沸いた。
この結果、東京Vは15位に浮上し、21位のギラヴァンツ北九州との勝点差は9に広がる。残留争いから頭ひとつ抜け出たように思えた。しかし、以降勝ち切れないゲームが続き、10月16日、第36節モンテディオ山形戦は0-1の敗戦。21位の北九州との勝点差は5まで縮まっていた。
二川孝広は言う。
「もっとチームが連動して戦えていたら。攻守ともに連動性を高められなかった。僕はそこが一番ですね。いいディフェンスから攻撃に出られれば、より多くのチャンスをつくれた。個でできる選手が多いからそうなっていたのか。シーズン終盤に対戦した山口や愛媛と比べ、自分たちのほうが明らかに連動性が低かった」
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