「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-6[A] ファジアーノ岡山戦『首位に立つ』(17.4.3)

『ようこそ!』2017.4.2

『ようこそ!』2017.4.2

2017年4月2日(日)
J2第6節 ファジアーノ岡山 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ シティライトスタジアム
[入場者数]8,551人 [天候]晴、弱風、気温15.1℃、湿度35%

岡山 0‐1 東京V
前半:0‐0
後半:0‐1
[得点]
0‐1 安西幸輝(81分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF19 永田充(12分 畠中)
DF5   平智広
MF18 高木大輔
MF17 内田達也
MF27 橋本英郎
MF6   安在和樹
FW7   アラン・ピニェイロ
FW10 高木善朗(84分 梶川)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ(58分 安西)
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF4畠中槙之輔。MF2安西幸輝、8中後雅喜、30高木純平。FW11中野雅臣、38梶川諒太)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■安西幸輝のプレスバック

「コウキ、いくぞ」

沖田政夫GKコーチが、ベンチ裏の安西幸輝に声をかける。両者得点なく後半に入り、10分が経過したところだった。安西はダッシュを数本。急ピッチでペースを上げる。

58分、安西はドウグラス・ヴィエイラと交代し、3トップの左に入った。

「監督からの指示は、ゴールの近くでは自分の特長を出していい、それ以外はシンプルにプレーすることでした」(安西)

安西が加わったことで前線が活性化し、東京ヴェルディのプレッシングがはまり始める。そして81分、ついにゲームが動いた。

始まりは安西のプレスバックから。マイボールとした東京Vはショートカウンターを仕掛け、ドリブルでゴールに迫った高木善朗がスルーパスを出す。そこに走り込むのは安在和樹だ。

「あれは崩しのパスですね。中央に折り返せば、点になるはずという狙い」(高木善)

「最初はシュートを打つつもりでした。ボールを止めて、フィニッシュの予定。そこで、間接視野ってやつですかね。右のほうにちらっと白いソックスが見えたんです。キーパーも出てきたので、パスに切り替えました。味方が誰だかはわからなかった。ゴールが決まって、おお、コウキだったかと」(安在)

安西は競り合う相手の前に入りながら、スライディングでボールを押し込む。こうして、東京ヴェルディは待望の先制点をものにした。

(残り 2412文字/全文: 3417文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ