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「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【新東京書簡】第十七信『見知らぬ誰か、知ってるあのひと』後藤(17.4.20)

新東京書簡

第十七信 見知らぬ誰か、知ってるあのひと

■久保裕也はずっとすごい?

ウルトラセブン本の仕事と並行してフットボール批評の入稿作業をしていたので、そっちからなかなか頭が切り換わらない。

海江田さんも「楽しく観た」と言う日本代表の3月シリーズ、UAEとタイとの二試合について後藤健生さんに執筆を依頼したら、本質的な危惧にまで辿りつき、楽しい楽しくないとか言っている場合ではなくなってしまった。詳しくは5月頭発売のフットボール批評issue16を読んでほしいんだけど、同じ号で自分が大木武監督(FC岐阜)の記事を書いていることもあって、あらためて日本のサッカーとは何かを真面目に考えたよ。

その大木さんは京都サンガF.C.の指揮を執っていた時代、いま日本代表に欠かせない存在となりつつある久保裕也を、高校三年生にもかかわらず宮吉拓実とともにトップチームで使っていたんだよね。天皇杯決勝ではFC東京から点獲っちゃったし。先見の明があったというか……海江田さんも「久保裕也の活躍は強烈だったね」と書いていたけど、やっぱりサッカーにはグループでやる要素と同時に個がそのままプラスアルファとなる局面もある。優秀な個には早い段階から刺激を与えて上限を引き上げていく作業も必要なのかもしれない。

育成は難しい。個を鍛えるにしても、結局は、このクラブでは、この国ではこういうサッカーをすると想定してその枠内で鍛えるわけだから、そのスタイル次第では鋳型にはまった中盤しか生まれてこないということにもなりかねない。じゃあ自由奔放にやらせればいいのかというとそうでもない、とも思う。ある程度のフレームでサッカーに取り組んだうえで、そこから突出するほどの素材なら、もうその特長を活かしてどんどん実戦で経験を積ませるやり方がいいのかもしれない。海江田さんの言う「内田達也はずっとすごい」を借りると、久保裕也は2012シーズンを除くとずっとすごかった。

そんなことを考えていたから

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