「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【この人を見よ!】vol.19 目覚めの時 ~FW7 アラン・ピニェイロ~(17.4.26)

ついに、その才能が花開くのか。現在、6ゴールをマークし、リーグ得点ランキングのトップに立つアラン・ピニェイロ。優れたフィニッシュワークで、チームを力強く牽引している。
持ち前の強靭なフィジカルで前線にポイントをつくり、ボールをぐいぐい縦に運ぶ推進力も魅力。かねてより潜在能力の高さは周囲から評価されてきた。このままゴールの量産体制に入れば、東京ヴェルディの昇格争い参入はいよいよ現実味を帯びてくる。

■筋トレはきらいなんだ

これぞアスリートという、ほれぼれするような肉体の持ち主だ。身体の各部にバランスよく筋肉が付き、しかもそれは見せかけの筋肉ではない。パワーが必要なときに大きく収縮し、一気にはじける。しなやかな強さがある。

アラン・ピニェイロのフィジカルの強さについて、常日頃から体感する安在和樹は言った。

「アランがボールを収めたとき、後ろから当たってもなかなか体勢を崩せない。(平本)一樹さんも相当強いですけど、ちょっと種類が違うかな。ボールキープには巧さや懐の深さも関係しますから。アランの場合は身体の強さが特長ですね」

その強靭な肉体はどのようにつくり上げたのか。アランは言う。

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