「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-11[H] ツエーゲン金沢戦『今季初の逆転劇』(17.5.4)

『おまえ、おれのこと憶えてねえだろ? あ、バカ、ほんとに忘れてやがった。シャンハイじゃねえよ。あんコラ、誰が魔人だ。まあ。久しぶりだもんな。いいよ、いいよ、ここにいるヤツは全員仲間だ。仲間なんだ~! 写真? はいはい、写真ね。おう、おまえらも一緒に撮ろうぜ』2017.5.3

『おまえ、おれのこと憶えてねえだろ? あ、バカ、ほんとに忘れてやがった。シャンハイじゃねえよ。あんコラ、誰が魔人だ。まあ。久しぶりだもんな。いいよ、いいよ、ここにいるヤツらは全員仲間だ。仲間なんだ~! 写真? はいはい、写真ね。おう、おまえらも一緒に撮ろうぜ』2017.5.3

2017年5月3日(水・祝)
J2第11節 東京ヴェルディ vs ツエーゲン金沢
15:03キックオフ 味の素フィールド西が丘
[入場者数]4,112人 [天候]晴のち曇、中風、気温23.9℃、湿度33%

東京V 2‐1 金沢
前半:0‐0
後半:2‐1
[得点]
0‐1 佐藤洸一(51分)
1‐1 井林章(78分)
2‐1 アラン・ピニェイロ(83分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF5   平智広
MF18 高木大輔(60分 安在)
MF17 内田達也
MF8   中後雅喜(77分 橋本)
MF2   安西幸輝
FW7   アラン・ピニェイロ
FW38 梶川諒太(67分 高木善)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF23田村直也。MF6安在和樹、27橋本英郎、33渡辺皓太。FW10高木善朗、11中野雅臣)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■典型的な負け試合

ありがちな負け試合のパターンに飲み込まれかけていると自覚し、手足の先がすっと冷えた。

両者得点なく後半に入り、51分、ツエーゲン金沢のカウンターアタックが発動する。中盤で縦パスを受けた梶川諒太が反転し、ボールを持ちだそうとしたところを小柳達司がカット。パスを受けた佐藤洸一がドリブルでゴールに迫り、畠中槙之輔の股を抜いてシュートを決めた。

この試合、東京ヴェルディは前半から窮屈なパス回しを強いられた。ビルドアップがスムーズに行えず、攻撃のスイッチとなる縦パスが入らない。相手からマンツーマン気味に張りつかれ、ボールロストが続いた。

金沢は中盤がBOX型の[4‐4‐2]。通常、外に開く2列目が中に入り、相手のボランチをケアする変則の布陣だった。パスの出どころに狙いを定め、全体を包み込むように守るイメージだ。

対東京Vのスカウティングの成果なのだろう。柳下正明監督は試合後の監督会見で、「ふつうはこんなやり方はしませんね。ヴェルディの攻撃は縦に活発だが、横の動きは少ない。このやり方のほうがマークがはっきりする」と話している。

(残り 1609文字/全文: 2672文字)

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