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「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-16[A] V・ファーレン長崎戦『ベクトルは束ねられたが』(17.5.28)

『サチコです。お手製のレプリカです』2017.5.27

『サチコです。手作りのレプリカシャツです』2017.5.27

2017年5月27日(土)
J2第16節 V・ファーレン長崎 vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ トランスコスモススタジアム長崎
[入場者数]4,478人 [天候]晴、弱風、気温21.5℃、湿度57%

長崎 1‐0 東京V
前半:1‐0
後半:0‐0
[得点]
1‐0 木村裕(29分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF5   平智広
MF6   安在和樹(83分 梶川)
MF33 渡辺皓太(69分 橋本)
MF17 内田達也
MF2   安西幸輝(76分 高木純)
FW7   アラン・ピニェイロ
FW10 高木善朗
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF19永田充、23田村直也。MF27橋本英郎、30高木純平。FW18高木大輔、38梶川諒太)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■崩れない長崎

攻めても、攻めても、ゴールが遠い。僕の取材ノートに、シュートを指す「S」の文字がずらずらと並ぶ。枠内シュートは「S」を丸で囲むと区分しているが、残念ながらその手間はほとんど要らなかった。この際、ゴールに入らなければ同じことだと、投げやりな気持ちにもなりかけた。

後半の半ばを過ぎ、東京ヴェルディの1点ビハインド。前半の失点が思った以上に重いものとなっていた。29分、V・ファーレン長崎は、バイタルエリアで一瞬フリーとなった澤田崇に、すかさずボールを入れる。この澤田のファーストタッチが絶妙。東京Vは内田達也と畠中槙之輔で挟み込もうとしたが、捕まえ切れずにボックス内の木村裕にパスを通される。木村は井林章の寄せをはね返し、平智広のスライディングをやり過ごし、態勢を崩しながらも足腰の強さでシュートを突き刺した。

平は失点をシーンを振り返り、「シュートを打たれると思って飛び込み、結果、軽いプレーになってしまった」と悔いるが、あそこで身体を投げ出すほかにどんな選択肢があったか。ちょんとボールを突かれればゴールを割られてしまう、水際の攻防である。

69分、ロティーナ監督は最初の交代カードを切る。経験を積むごとに成長が見える渡辺皓太に代わって、橋本英郎を投入。以降、東京Vはダイレクトにゴールに向かうプレーが増えてきた。「ハシさんと話し、足元でつなぐより、フィフティ・フィフティの状況でも前にボールを入れていくことにしました。そのほうが相手はきっといやがるはずだと」。そう語るのは内田。このアイデアは効果を上げ、長崎を自陣にはりつけにした。

つくづく、ガンバ大阪のメソッドが身体に沁みつくふたりの考えは実戦的だ。同じ強引な攻めでも、ほかに打つ手なしのパワープレーとは似ているようで違う。ゲームの状況に応じ、自ら選び取ったことに価値がある。

(残り 1664文字/全文: 2896文字)

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