「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐19[H] 愛媛FC戦のポイント(17.6.17)

前節の名古屋グランパス戦、柴崎貴広のファインセーブにしびれた。

前節の名古屋グランパス戦、柴崎貴広のファインセーブにしびれた。

J2第19節、6位の東京ヴェルディ(勝点30/9勝3分6敗 得失点+10)は、7位の愛媛FC(勝点30/9勝3分6敗 得失点+4)と、味の素スタジアムで対戦する。横浜FC、松本山雅FCと並び、リーグ最少失点(14)の守備力で、ホーム連勝を達成したい。

■隠れたファインプレー

横っ跳びし、左手を伸ばした。終了間際、シモビッチのヘディングシュート。柴崎貴広はゴール左隅に吸い込まれていくボールに食らいついた。プロ17年目のベテランだ。手が届くかどうかは、おおよそ見当がつく。

「ちょっと厳しいなと思いましたね。その前のクロスに反応して前に出て、後ろに下がりながらのジャンプだったので。ああ、こうやって同点にされるんだと」

必死に伸ばした指先にボールが触れた。次の瞬間、柴崎はゴールポストに激突。名古屋グランパス戦、数多くあったピンチのラストをこうして乗り切り、東京ヴェルディは勝点3を得た。

柴崎には、もうひとつ聞いておきたいことがあった。67分、ドウグラス・ヴィエイラが叩き込んだ決勝点。あれはゴールキックからスタートしている。そのとき僕はノ-トに目を落としていて、気づいたら橋本英郎がドリブルし、ドウグラスにロングパスを蹴っていた。あとで映像を確認すればいいかと簡単に考えていたのだが、リプレーを流していて肝心のつなぎのシーンが映っていない。なぜ、あんな大チャンスが生まれたのか。発端を知りたかった。

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