「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】天皇杯-2 ジェフユナイテッド千葉戦『ゴールに肉迫するも』(17.6.22)

『中華料理 なかむら』2017.6.21

『中華料理 なかむら』2017.6.21

2017年6月21日(水)
天皇杯2回戦 ジェフユナイテッド千葉 vs 東京ヴェルディ
19:00キックオフ フクダ電子アリーナ
[入場者数]2,404人 [天候]曇、中風、気温25.0℃、湿度83%

千葉 1‐0 東京V
前半:1‐0
後半:0‐0
[得点]
1‐0 清武功暉(26分)

●東京Vスターティングメンバー
GK34 内藤圭佑
DF23 田村直也
DF19 永田充
DF4   畠中槙之輔
MF30 高木純平(72分 二川)
MF8   中後雅喜
MF24 林昇吾(78分 内田)
MF27 橋本英郎
MF20 井上潮音
FW11 中野雅臣(72分 ドウグラス)
FW18 高木大輔
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF3井林章。MF17内田達也、32二川孝広、33渡辺皓太。FW9ドウグラス・ヴィエイラ。10高木善朗)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■それぞれに鍛錬の日々があった

激しい雨は止んだが、ゴウゴウと風の音。上空の厚い雲が凄まじい速さで西の彼方へと流れてゆく。

東京ヴェルディの先発メンバーは、フレッシュな顔ぶれが並んだ。今季初出場が、内藤圭佑、田村直也、林昇吾の3人。プロ2年目の林はついにデビュー戦を迎える。

ゲームが始まり、いきなりらしさを見せたのは田村だ。3分、ゴール前の決定的なピンチに、身体を投げ出してシュートブロック。タイミングを合わせる巧さ、ここ一番の勝負に懸ける気持ちの強さが出た。林は素早い寄せでボールを奪い、縦へ。ワンタッチで相手をかわし、すぐさま前にボールをつける。

出場機会を得られないなか、それぞれに鍛錬の日々があったことをうかがわせた。

だが、ゲームの主導権を握っていたのは、ジェフユナイテッド千葉。東京ヴェルディは前回の対戦同様、相手のプレッシャーを受け、前に出られない時間が続く。アンカーに中後雅喜を置き、橋本英郎と井上潮音をインサイドハーフとする[3‐5‐2]の布陣は、中央に厚みのある利点を発揮することなく、自陣に押し込められた。

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