【マッチレポート】J2-22[H] ファジアーノ岡山戦『チームとしての厚みを本物に』(17.7.10)
2017年7月9日(日)
J2第22節 東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山
18:33キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,765人 [天候]晴、弱風、気温28.2℃、湿度76%
東京V 1‐1 岡山
前半:0‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 豊川雄太(40分)
1‐1 平智広(75分)
●東京Vスターティングメンバー
GK1 柴崎貴広
DF3 井林章
DF19 永田充(71分 高木大)
DF5 平智広
MF2 安西幸輝
MF17 内田達也
MF27 橋本英郎(62分 梶川)
MF6 安在和樹
FW7 アラン・ピニェイロ
FW10 高木善朗(79分 中後)
FW9 ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK26太田岳志。DF4畠中槙之輔、23田村直也。MF8中後雅喜、33渡辺皓太。FW18高木大輔、38梶川諒太)
監督 ロティーナ
■でも、ノーゴール
ゴール前の鮮やかなコンビネーションに、おっと腰を浮かしかけた。53分、東京ヴェルディの攻撃だ。
内田達也が縦パスを入れ、ドウグラス・ヴィエイラがワンタッチで中央に落とす。これを受けた高木善朗が前にボールを運び、倒れ込みながらシュート。一森純のセービングに防がれるが、こぼれ球に詰めたアラン・ピニェイロが右足を振る。ポストに当たる甲高い音が響き、ボールはピッチの外に転がった。
まず、ドウグラスのダイレクトプレーがよかった。パスを出し、動きを止めずボックスに入っていく内田のランニングもよかった。ファーストタッチで前のスペースにボールを転がした高木善のコントロール、きっちり枠をとらえたフィニッシュもよかった。流れるような連係プレーは、3者が共通の絵を描けていたことの証明だ。
つまり、全部よかった。が、ノーゴールだ。過程にどれほど見どころがあってもスコアは動かない。僕のなかには、たしかに美しいものを見たのだけど、感情の出口をなくしたような、もやもやしたものが残る。
一方で、このような決定機をつくれたことにチームの成長は見て取れた。中央からの崩しはチャレンジしていたが、連携面に齟齬があり、いままではシュートに持ち込むことすらできていなかった。
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