「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-23[A] 湘南ベルマーレ戦に向けて ~ロティーナ監督、高木大、安在、柴崎(17.7.15)

最後の砦、柴崎貴広。ノッている湘南ベルマーレを無失点に抑えられたら、これ以上ない弾みがつく。

最後の砦、柴崎貴広。ノッている湘南ベルマーレを無失点に抑えられたら、これ以上ない弾みがつく。

7月16日のJ2第23節、湘南ベルマーレ戦に向けて、ロティーナ監督、高木大輔、安在和樹、柴崎貴広は次のように話した。

GK1柴崎貴広
――前回の湘南との対戦で、印象に残っていることは?
「結果は2‐3で負けましたけど、けっして悪いゲームではなかったと思います。点を取ったあとの姿勢に問題があったかな。積極性が少しダウンしたところを相手につけこまれ、ミスも重なって立て続けに失点してしまいました。試合後、向こうの選手たちと話すと、『今年は違うね。守備が堅い』『それぞれのポジショニングに隙がなかった。どうしたの?』と言われたりして」

――今回、コンディションの面ではこちらが有利です。湘南は12日に天皇杯3回戦があった。
「いや、どうでしょう。メンバーをだいぶ落としていましたし、そもそも運動量の基準値が高いチームだから、疲れて走れないようなことはないはずです。湘南は一人ひとりがやるべきことをしっかりやるチーム。素早い攻守の切り替えから、カウンターを仕掛けてくる。そこは特に気をつけたいですね」

――暑さが予想され、タフなゲームになりそうですね。味方でこいつは夏に強いぞという選手は?
「(高木)大輔。あいつの場合は季節を問わず、いつでも元気なんですが。あとは梶川(諒太)。年中、ちょこまかしてる。古巣との対戦だから気合いが入っているでしょう」

――運動量で負けないのは当然として、セットプレーも鍵を握りそう。前の湘南戦では、後半始まってすぐ、コーナーキックからの3失点目が痛かったです。
「前節の岡山戦でもコーナーキックから失点してますので、そこの修正は大事ですね。湘南はセットプレーの種類が豊富で、うちもどんどん増やしているところ。ゲーム中の駆け引きが勝負の分かれ目になると思います。相手の出方に応じて、どんな手を打てるか」

――そのへんは選手に任されているんですか?
「攻撃のとき、最初のコーナーキックはこれでいこうと、あらかじめ決めていることもあります。でも、全部をカチッと決められるわけではないので、ゲーム中は選手の判断で変えていきますね」

――だったら、監督の思惑と違うケースも出てくる。
「ロティーナさんを見ていると、なぜだと首を振りながらベンチに戻っていくことがあります。あ、ちょっと怒ってるなあと思ったり」

――そのチョイスはどうなんだ、あるいは打ち合わせと話が違うじゃないかと。
「そんな感じ。ただ、それはそれとして選手の決めたことは尊重してくれる監督ですね」

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