「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-23[A] 湘南ベルマーレ戦『サッカーにおける責任とは』(17.7.17)

『水遊びとサッカー観戦のダブルヘッダー』2017.7.16

『水遊びとサッカー観戦のダブルヘッダー』2017.7.16

2017年7月16日(日)
J2第23節 湘南ベルマーレ vs 東京ヴェルディ
19:04キックオフ Shonan BMW スタジアム平塚
[入場者数]9,820人 [天候]晴、弱風、気温28.8℃、湿度76%

湘南 2‐0 東京V
前半:0‐0
後半:2‐0
[得点]
1‐0 アンドレ・バイア(62分)
2‐0 秋野央樹(78分)

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF3   井林章
DF19 永田充
DF5   平智広
MF2   安西幸輝
MF17 内田達也
MF8   中後雅喜(70分 高木善)
MF6   安在和樹
FW7   アラン・ピニェイロ
FW38 梶川諒太(80分 橋本)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ(70分 高木大)
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF4畠中槙之輔、24林昇吾。MF27橋本英郎、33渡辺皓太。FW10高木善朗、18高木大輔)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■堪えきれなかった後半最初の15分

風がそよりとも吹かない。バックスタンドの中央に掲げられる両チームのフラッグは力なく垂れ下がっていた。高い湿度を含む重たい空気のなか、東京ヴェルディと湘南ベルマーレの一戦は行われた。

両者得点なく迎えた後半、湘南が立て続けにチャンスをつくる。54分、右サイドからのクロスに、大外から入ってきた山田直輝のヘディングシュートはサイドネット。62分、湘南の後半4本目のコーナーキック、ついにゲームの均衡が破れる。秋野央樹の入れたボールをジネイがコントロールし、アンドレ・バイアがボレーシュートを突き刺した。

「後半、最初の15分はボールを簡単に失い過ぎた。相手に多くのコーナーキックを与え、そのうちのひとつを決められてしまいました。この時間帯が試合のカギだったと思います」(ロティーナ監督)

70分、東京Vは高木善朗と高木大輔を同時に投入する。反撃を試みるが、相手のほうが一枚上手。78分、ぽっかり空いたバイタルエリアを使われ、秋野に豪快なミドルシュートを叩き込まれた。

「2失点目はリスクを冒して攻めた結果です。あの場面では、カジ(梶川諒太)のスライドが少し遅れてしまいました。彼は非常に走っていたので、疲れがあったと思います。相手のシュートもすばらしかった」(ロティーナ監督)

2点リードしてからの湘南は、さらにゲームを引き締めにかかる。前線からのたゆまぬチェイシング、打ち込まれるくさびのパスを潰すこと、これをされたらいやだなと思うことを全部やられた。可愛げというものが、これっぽっちもなかった。

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