「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-30[A] 愛媛FC戦に向けて ~ロティーナ監督、橋本、井林、畠中(17.8.26)

「浮上というより、ようやくフラットまで戻ったといった感じ」と橋本英郎。

「浮上というより、ようやくフラットまで戻ったといった感じ」と橋本英郎。

8月27日のJ2第30節、愛媛FC戦に向けて、ロティーナ監督、橋本英郎、井林章、畠中槙之輔は次のように話した。

ロティーナ監督
――前節、V・ファーレン長崎の試合直後、失点につながるミスを犯した井林章選手と柴崎貴広選手を呼び寄せて話していました。
「試合のすぐあとに選手と話すのはあまり好まないのですが、この前は勝利を収めたこともあり、ミスを早めに修正したほうがいいだろうと考えました」

――あの状況では、キーパーがイニシアティブを握るべきでしょうか?
「そうですね。キーパーはすべてが見えています。シバから指示を出すべき場面でした」

――次の相手は愛媛です。
「とても攻撃的で危険なチームです。鋭いカウンターも持っています」

――ここ3試合、永田充選手がベンチからも外れているのは、どういった判断に基づくものでしょうか?
「主な理由は4バックにシステムを変更したことです。ミツはよい状態を保っていますが、いざというときにウチ(内田達也)の代わりもできるハタ(畠中槙之輔)をベンチに入れています。さまざまな変化に対応するための決断のひとつです」

――長崎戦の試合前、バルセロナで起きたテロの犠牲者に黙とうを捧げました。犯行グループには、17歳のサッカー少年がいたという情報があります。こういった凄惨な出来事と向き合うとき、サッカーに生きる人々は何ができると監督はお考えですか?
「とても根深い問題で、自分が何かを話すのは難しいと感じますね。スポーツのよいところは人々が団結できることです。サッカーを通じて、若者の教育にも生かせると私は信じています。教育は非常に重要です」

――今後、東京ヴェルディがFCバルセロナのようなクラブを目指すには、どんなことが大事になってくるのでしょうか?
「バルサは明確なプレーモデルを導入し、プレーの方法を世界基準で捉えています。ただし、そのすばらしさは、ピッチ内だけにとどまりません。選手に与える連帯や協力の価値観がすばらしく、スペイン全土によい影響を及ぼしています。選手として、さらには人としても一流になるように価値観を植えつけているのです。現時点でひとつ言えるとすれば、アカデミーの選手、プロの選手問わず、クラブを離れたあともずっとファンでいてもらえる場所にしていくことでしょうね」

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