「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【練習レポート】目指すは5連勝。9度目の正直!(17.8.31)

千葉戦も柴崎貴広のセービングに期待がかかる。

千葉戦も柴崎貴広のセービングに期待がかかる。

■フクアリにネガティブなイメージなし

千葉のホーム、フクダ電子アリーナでは、過去4分4敗(天皇杯を含めると4分5敗)と勝利がない。SBGデータ班を担当するN氏によると、未勝利の会場は日産スタジアムや埼玉スタジアム2002、アルウィンなど全国に10を数える(リーグ戦の開催実績のあるスタジアムすべて。なかには熊谷陸上競技場といったマイナーな会場も)。フクアリはそのうちのひとつだ。

柴崎は言う。

「たしかに勝ててはいないんですけど、フクアリにはそれほど悪いイメージはないですね。いい内容の試合もありましたから。おそらくロティーナ監督は試合前のロッカルームではっぱをかけてくると思います。愛媛戦のときは『今日は歴史を変える日だ。みんなで力を合わせ、これまでの悪い流れに終止符を打つ!』と僕らの気持ちを高めてくれました」

柴崎にとっては、向こうのゴールマウスに誰が立つのかも気になるところだろう。前節の千葉は新加入のアルゼンチン人、ルイス・オヘーダがゴールを守った。

「どうなんでしょう。代わる可能性もあるのかな。自分としては(佐藤)優也に出てきてほしい。彼のいる千葉と対戦し、そのうえで勝ちたいですね。サッカー専用のフクアリは臨場感たっぷりで、相手のゴール裏から威圧されるのも楽しみ。じゃんじゃんやってほしいです。僕はそれをモチベーションに変えますから」

気がかりなのは、太平洋上にある台風15号の進路か。いまのところゆっくりしたスピードで北東に進み、直撃は免れそうだが、試合当日、房総半島をかすめて通過する見込みだ。フクアリに乗り込む緑者は、くれぐれも用心されたし。

 

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