「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-39[H] アビスパ福岡戦『最後のひと押しを欠く』(17.10.29)

『全勝優勝、三冠達成。東京ヴェルディ ビーチサッカーチーム、おめでとうございます』2017.10.28

『全勝優勝、三冠達成。東京ヴェルディ ビーチサッカーチーム、おめでとうございます!』2017.10.28

2017年10月28日(土)
J2第39節 東京ヴェルディ vs アビスパ福岡
15:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,410人 [天候]雨、無風、気温16.5℃、湿度90%

東京V 0‐0 福岡
前半:0‐0
後半:0‐0
[得点]

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF6   安在和樹
MF17 内田達也
MF33 渡辺皓太
MF38 梶川諒太(71分 井上)
FW7   アラン・ピニェイロ(81分 カルロス)
FW2   安西幸輝(85分 高木善)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK34内藤圭佑。DF24林昇吾。MF8中後雅喜、20井上潮音、10高木善朗。FW13カルロス・マルティネス、18高木大輔)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■最後のひと押し

昇格争いの直接対決を制する。点を取って、勝つ。その意気込みはメンバー表にも表れていた。控えのセンターバックがおらず、DF登録の選手は林昇吾のみ。林はサイドのプレーヤーだから、センターバックにアクシデントがあった場合は配置転換、あるいはシステムの変更で対応するつもりなのだろう。ロティーナ監督は、攻撃の手駒を多く抱え、この一戦に臨んだ。

東京ヴェルディの立ち上がりは悪くなかった。特に渡辺皓太のディフェンスが効きまくっていた。スーパーボールのように弾む身体で競りかけ、相手からボールをもぎ取る。だが、全体的に攻撃へと切り替わる際にミスが多く、なかなかリズムが出ない。次第にアビスパ福岡にペースを握られ、我慢の時間が続いた。

27分、畠中槙之輔が大きくクリアしたボールを、ドウグラス・ヴィエイラが追う。相手はふたりいたが、いまのドウグラスは1対2をチャンスに持ち込む力がある。シャツを引っ張って追いすがる岩下敬輔を競り落とし、ゴールキーパーと1対1になりかけるが、カバーに入った堤俊輔にシュートをブロックされた。

36分のチャンスは安在和樹のアイデアから。左からシンプルにクロスを放り込んでくるかと思われたが、ゴール前のドウグラスにグラウンダーのパス。右サイド、フリーのアラン・ピニェイロにパスがつながり、キーパーの股下を狙ったシュート。しかし、足の内側に当たってコースが変わり、ポストにはじき返された。

40分、福岡に決定機。駒野友一のクロスに松田力が頭で合わせる。これは柴崎貴広が横っ跳びで防ぎ、難を逃れた。

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