「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐42[H] 徳島ヴォルティス戦のポイント(17.11.19)

戦術に幅のある徳島に対し、はたしてロティーナ監督はどんな手を打っていくか。

戦術に幅のある徳島に対し、はたしてロティーナ監督はどんな手を打っていくか。

J2第42節、6位の東京ヴェルディ(勝点67/19勝10分12敗 得失点+14)は、5位の徳島ヴォルティス(勝点67/18勝13分10敗 得失点+27)と味の素スタジアムで対戦する。
東京Vはこの試合で勝利すれば5位が確定し、初のJ1昇格プレーオフ出場が決定。最後の一席が懸かった舞台に上がる権利を手にできる。

■システムジャンケンの行方

リーグ屈指の得点力を誇る徳島の攻撃の担い手は多士済々。左サイドバックの馬渡和彰はそのひとりだ。果敢にドリブルを仕掛け、外側から崩そうとしてくる。

「サイドは1対1の形をつくらせないのが基本。ふたりで挟み込んで対応し、ボールを奪う、あるいは後ろに戻させる。イン巻きのクロスは入れさせないように」

そう語るのは田村直也。守備の職人であり、そのあたりの対処はお手のものだろう。球際で競り負けない、不要なファールは犯さないといった事柄は、いまさら言うまでもないことだ。

気になるのは、小さな局面の勝負より、大きな局面の変化。いかに有利な形をつくり、自分たちのリズムでゲームを進める時間を長くできるか、という点にある。

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