「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【練習レポート】沖縄キャンプレポ最終日『新しい冒険が待っている』(18.2.9)

前線の核として期待の懸かる林陵平。

前線の核として期待の懸かる林陵平。

■ストライカーの風格

本日、東京ヴェルディはヴァンラーレ八戸とトレーニングマッチを行ない、12日間に及んだ沖縄キャンプを打ち上げている。

今季、『エル・ゴラッソ』の東京V担当となった芥川和久さんが1‐4の敗戦を喫した八戸戦を取材しており、コメントを寄せてくれた。

「印象としては、J1のチームがJ2のチームにやられるパターンでしたね。相手が激しくプレスをかけてきて、ミスの多さが失点につながっています。それもカバーが困難な最終ラインでミスが続きましたので。1‐4という結果は、相手のモチベーションの高さと、キャンプ終盤で疲労が溜まっていたという側面もあるでしょう。八戸は後半の途中からメンバーを総入れ替えして、さらに勢いを強めて襲いかかり、足の止まった東京Vは抵抗するのが難しかった」

どんなゲームだったのか、おおよそ頭に浮かぶ。

沖縄キャンプを通じ、あらためてロティーナ監督のチームづくりの初動部分をじっくり見せてもらった。トレーニング、ゲーム、課題の洗い出し、修正のサイクルを根気強く繰り返す。シーズン中は、ここに対戦相手の分析が加わり、同時に長いスパンで自らの強みを最大化させていくことになる。

新加入の選手たちの特徴も把握できた。9年ぶりに復帰した林陵平は、ストライカーの風格を濃厚に漂わせる。思い出されるのは、ルーキーイヤーの2009シーズンだ。

(残り 2545文字/全文: 3202文字)

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