「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐2[A] ヴァンフォーレ甲府戦のポイント(18.3.3)

関西学院大の先輩、梶川諒太の脚をのばしてあげる井林章。

関西学院大の先輩、梶川諒太の脚をのばしてあげる井林章。

J2第2節、6位の東京ヴェルディ(勝点3/1勝0分0敗 得失点+1)は、13位のヴァンフォーレ甲府(勝点0/0勝0分1敗 得失点-1)と山梨中銀スタジアムで対戦する。開幕戦、ジェフユナイテッド千葉を2‐1で下し、狙うは11年ぶりの連勝スタートだ。

■井林章の出発点

開幕連勝となれば、11年ぶり。2007シーズン以来となる。ラモス瑠偉監督に率いられ、ジェットコースターのような激しい曲折の末、J1昇格を達成した年だ。チームの得点源は、のちにセレソンの一員となるフッキ。42試合37得点と大爆発した。

山梨中銀スタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)でのゲームは、2012年7月29日、J2第26節の甲府戦まで遡る。1‐3。手痛い敗戦だった。そのシーズン、リーグ前半を首位で折り返しながら徐々に失速。甲府戦は決定的に潮目が変わった試合と記憶している。およそ1カ月後、川勝良一監督は成績不振により辞任した。

当時の公式記録を見返してみた。スタメンの11人にいまの東京Vの選手はひとりもいない。プロ2年目の梶川諒太が活躍していたが、あいにく甲府戦は出場停止だった。サブに柴崎貴広と井林章の名前があるのみだ。

関西学院大4年の井林は、春に特別指定選手として登録され、初めてベンチ入りしたのが甲府戦となっている。出場のチャンスは巡ってこなかった。2012シーズン、メンバーに入った唯一の試合だ。

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