「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐7[A] 徳島ヴォルティス戦のポイント(18.4.1)

初めての徳島ヴェルティス戦を迎える渡辺皓太。

初めての徳島ヴェルティス戦を迎える渡辺皓太。

J2第7節、8位の東京ヴェルディ(勝点10/2勝4分0敗 得失点+2)は、9位の徳島ヴォルティス(勝点9/3勝0分3敗 得失点+2)と、14時から鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムで対戦する。昨季のハイライトが、J1昇格プレーオフ進出を決めた最終節の徳島戦だった。その雪辱を期しているだろう敵地に乗り込み、東京Vはどのような戦いを見せるのか。

■最終節の思わぬアクシデント

徳島ヴォルティス戦について渡辺皓太としゃべっていて、どうも話が噛み合わなかった。

僕のなかにはJ1昇格プレーオフ出場を決めた熱がほんのり残っており、思い出すにつれて気持ちが高ぶってくる。ところが、打てど響かず。まるで興が乗ってこない様子だ。

「僕、徳島とは初めてなんで。楽しみです」

いやいや、だってほら徳島とは。昨季最終節の一戦は、2017シーズンを象徴する激戦となったゲームである。シーズン中盤以降、渡辺はすっかり欠かせない戦力になっていたはずだ。

「テレビ、見てました。家で」

あ……。そこで僕はようやく思い当たる。もしあの試合を落とすようなことがあれば、闇に葬られていただろうカレー鍋事件(というより心因性の説が有力)の一部始終を。

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