「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】「“マイクラブ”に捧げる1週間の全貌とは?」海江田哲朗×郡司聡対談/【番記者の1週間/J論・オレたちのライター道】前編(18.5.2)

Jリーグコラム系Webサイト『J論』では、タグマ! ライター陣の“半生”をインタビュー形式で掲載してきた『オレたちのライター道』が大好評。その連載にスピンオフ企画が登場した。個人メディア発展のための、一つの方法論である“自己プロデュース”に各ライター陣はどう向き合っているのか。「番記者の1週間」をテーマに対談形式でお届けする第一弾。今回は『スタンド・バイ・グリーン』の海江田哲朗氏と『町田日和』の郡司聡氏が対談した。今回は特別に『J論』、『スタンド・バイ・グリーン』、そして『町田日和』で3媒体同時掲載。後編は5月3日に開催されるJ2第12節『東京クラシック』を展望した。
構成●郡司聡

■で、自己プロデュース。どうしてます?

郡司「『町田日和』を始めて4シーズン目に入りましたが、個人メディアを発展させる上で書き手である自分を売り込んでその価値を上げる“自己プロデュース”も必要なのかなと最近思い始めるようになりました。“自分を仕事にする生き方”が流行っている時代でもありますし。でも、自分も含めて、タグマ!ライター陣の方々は、どちらかというと、そういった“自己プロデュース”といった類のものは不得手なのかなという印象です。ちなみに最近個人的には、そうした風潮にならって、自分を商品化するような“自己プロデュース”研究を密かにしているのですが(笑)、自己プロデュースに関して、海江田さんは何か考えていたり、始めていることはありますか?」

海江田「FacebookなどSNSを活用することは、この先個人としてやっていかないといけないことは分かっているけど、現実的な距離感が難しいので、自分が相談したいぐらいだよ。これまでのビジネスモデルも5年先はどうなっているのか……。例えば携帯でサッカーの試合を見ることは考えもしなかったけど、今は携帯で試合を見ることも受け入れている。やはり生きていくには自分が変わるしかないのかもね。ただサッカーメディアは旧態依然としているのかな」

郡司「写真映りがあまり芳しくないので、こうして媒体に顔写真が載ること自体本来は避けたいのですが、自分を売り込んで仕事につなげていくためには、そうは言ってはいられないのかなと、最近はそういう気持ちにもなっています。その点、タグマ!は自分の頑張り次第で発展していく部分は大きいので、自己プロデュースを並行して展開することで仕事が発展していく“サイクル”を構築したいという思いはあります」

海江田「タグマ!の距離感はラジオに似ているのかなと思うね。ハガキなどで直接のやり取りはしないけど、月1回のペースで書いている更新予定はリスナー(読者)に向けて発信している感覚。もしかしたら、読者のパーソナリティーに対する感情はいろいろあると思うけど、この人がやっている媒体に対価を支払っているという認識はあるはず」

郡司「そういった意味では、自己プロデュースというか、よりライターの顔が見えるようにするためにも、読者からの関心も高い事柄でもある「番記者の1週間」を今回の対談のテーマとして設定させていただきました。仮にJ2の公式戦が日曜日開催である場合、お互いのざっくりとした1週間のタイムスケジュールはフリップのとおりです。順を追って、お話していきましょうか」

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