タグ祭り!ライター大忘年会12/26(木)渋谷で開催

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-17[A] 横浜FC戦『取り戻したチームの戦い方』(18.6.4)

『見つめ合う』2016.6.3

『初夏、見つめ合う』2018.6.3

2018年6月3日(日)
J2第17節 横浜FC vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場
[入場者数]8,038人 [天候]晴、中風、気温29.6℃、湿度39%

横浜FC 2‐2 東京V
前半:0‐1
後半:2‐1
[得点]
0‐1 佐藤優平(14分)
1-1 佐藤謙介(57分)
2-1 戸島章(74分)
2-2 李栄直(90+5分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF24 奈良輪雄太
MF8   内田達也
MF33 渡辺皓太(74分 橋本)
MF38 梶川諒太
FW35 藤本寛也
FW16 佐藤優平(82分 李)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ(69分 林陵平)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF2若狭大志、5平智広。MF14澤井直人、17李栄直、27橋本英郎。FW11林陵平)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■チームがひとつの有機体となって

東京ヴェルディの1点ビハインドで迎えた88分、ライン際で競り合ったボールがアウトとなり、判定は横浜FCのゴールキック。

直後、ジャッジへの不満を爆発させたロティーナ監督がペットボトルを地面に投げつけた。まずいと思った高馬新(東京ヴェルディ側の運営担当)はボトルを素早く拾って懐に隠し、しれっとした顔をしていた。

全身全霊を懸けた、何食わぬ顔が通じるか――。無理だった。投げつけるところをちゃんと見ていた今村義朗主審、つかつかとベンチに歩み寄ってロティーナ監督に退席を命じた。この日、ジャッジに対していら立つことの多かった指揮官は、その前に一度注意を受けている。退席処分は妥当だ。

こうなるとあきらめは早い。ジタバタしても状況を悪化させるだけである。すぐさま高馬はロティーナ監督の肩に手をやり、外へと誘導した。

読者は、これを子どもじみた悪あがきと鼻で笑うだろうか。何も本気でごまかせるとは考えておらず、できればなかったことにしたいと咄嗟に出た行動は人間味を感じさせる。

周囲は監督と選手を守ることを第一に考える。ゲームが紛糾したとき、沖田政夫GKコーチをはじめ、スタッフがわれ先にとベンチから飛び出すのは血の気の多さばかりが理由ではない。自らを盾とし、総大将の立場が危うくなるのを避けるためだ。それがうまくいくときがあれば、うまくいかないこともある。

指揮官を失った東京Vは、皮肉にもその数分後に敗戦から免れる同点ゴールを決める。90+5分、内田達也が前線に長いボールを放り込み、李栄直のヘディングシュートがネットを揺らした。

(残り 2440文字/全文: 3586文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック