「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-19[H] 京都サンガF.C.戦『頭、頭、頭!』(18.6.17)

『連勝親子』2018.6.16

『連勝親子』2018.6.16

2018年6月16日(土)
J2第19節 東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C.
18:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,463人 [天候]雨、弱風、気温17.1℃、湿度71%

東京V 3‐1 京都
前半:1‐1
後半:2‐0
[得点]
0‐1 レンゾ・ロペス(21分)
1-1 林陵平(36分)
2-1 佐藤優平(53分)
3-1 林陵平(75分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF23 田村直也(52分 平)
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF24 奈良輪雄太
MF8   内田達也
MF33 渡辺皓太
MF38 梶川諒太(83分 井上)
FW35 藤本寛也
FW16 佐藤優平(71分 李)
FW11 林陵平
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF5平智広、15林昇吾。MF17李栄直、20井上潮音。FW7アラン・ピニェイロ、29森俊介)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■相手にボールを持たれるのは気に食わない

東京ヴェルディの陣地の深い位置、奈良輪雄太が右足で大きくクリア。京都サンガF.C.の最終ライン、ボールを持った牟田雄祐に林陵平が厳しく寄せる。やむなく牟田はキーパーまでボールを戻した。その間、東京Vが一気に押し上げる。

最後尾の清水圭介から重廣卓也にパス。京都は再び攻撃を組み立てようとするが、東京Vは相手にひと息つく余裕も与えない。渡辺皓太が弾丸のごとく飛んでいき、重廣に食いつく。さらに佐藤優平も加勢する。佐藤がまんまとボールを刈り取り、重廣は後ろからシャツを引っ張って前進を阻むしかなかった。このプレーに松尾一主審はイエローカードを出した。

60分、ゲームは2-1で東京Vのリード。僕は、そこに強い飢えを感じ取った。緑のシャツから発散される飽くなき欲求。一方で、相手の立場になり、気の毒にとも多少思った。ちょっとでも弱みをさらしたら、情け容赦なく噛みついてくるのだからたまったものではない。このゲームの勝者を象徴するシーンである。

(残り 2010文字/全文: 2913文字)

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