「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-28[A] モンテディオ山形戦『最後にほどけてしまった』(18.8.12)

『夏、応援、麦わら帽』2018.8.11

『夏、応援、麦わら帽』2018.8.11

2018年8月11日(土・祝)
J2第28節 モンテディオ山形 vs 東京ヴェルディ
18:03キックオフ NDソフトスタジアム山形
[入場者数]13,609人 [天候]晴、弱風、気温26.4℃、湿度61%

山形 2‐1 東京V
前半:1‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 フェリペ・アウベス(39分)
2‐0 フェリペ・アウベス(47分)
2‐1 泉澤仁(56分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
DF24 奈良輪雄太
MF8   内田達也
MF33 渡辺皓太(75分 林陵平)
MF38 梶川諒太(51分 佐藤)
FW35 藤本寛也(51分 泉澤)
FW7   アラン・ピニェイロ
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF5平智広。MF16佐藤優平、17李栄直、20井上潮音。FW6泉澤仁、11林陵平)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■なぜ、焦点がぼやけてしまったのか

試合が終わり、ぼーっとしていたら監督会見に遅れた。ドアを開けると、ロティーナ監督が話し始めているところだった。

「――前半はいくつかチャンスをつくることができましたが、相手がセットプレーから得点。後半が始まって間もなく、彼らに2点目が入りました。その後、よいプレーができ、1点を取れて逆転できる感触もありました。しかし、ゲームが中断する時間が多くあり、継続してプレーできなかった。それが、われわれにとって試合を難しいものにしました」

ミックスゾーン――。僕の頭には、負けたなあ、内容的に相手を上回ったとはいえ負けは負け、どこかに遠因となる手落ちがあったのか、という思いがまだ渦巻いている。優勢にゲームを進めながらセットプレーに泣かされるのはよくある話だが、それで片付けたくないときもある。

ゲーム終盤にかけ、東京ヴェルディは同点、逆転に向けてゴール前の攻略に焦点をぎゅっと絞り込み、パワーを集中させようとしていた。途中まではうまくいっていたが、次第にぼやけ、ほどけてしまった印象を僕は受ける。それはなぜなのか、ずっと引っかかっていた。

(残り 2511文字/全文: 3479文字)

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