「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【練習レポート】沖縄キャンプレポ1日目『スタートライン』(19.1.28)

26日の桐蔭横浜大戦で見えた課題の修正を速やかに行う。

26日の桐蔭横浜大戦で見えた課題の修正を速やかに行う。

■2時間遅れでトレーニング開始

本日より東京ヴェルディの沖縄キャンプがスタート。拠点は、毎年お世話になっている西原町民陸上競技場(4年連続4回目)である。SBGでは、最終日の2月8日まで連日キャンプレポートをお届けする。

当初は15時45分から歓迎セレモニーがあり、練習開始の予定だったが、交通事情のトラブルによりチームの出発が遅れ、およそ2時間押しでトレーニングが始まった。

ウォーミングアップで念入りに身体をほぐし、タッチ数の制限やパスの種類(グラウンダー・浮き球)などの条件を変えながら二ヵ所を往復させる4対2、ハーフピッチでの7対7とメニューが移っていく。

7対7の際、ギャリー・ホワイト監督は選手を集め、トレーニングの意図を細かく説明した。まずは、26日の桐蔭横浜大戦で浮かび上がった課題の修正だ。前の選手が中盤に落ち、流動的に動くのはいいとして、その場合はいかにフォワードをサポートするのか。互いのスペースを消し合わないために守るべきこと。自由と規律のバランス。

途中、ストラクチャーという言葉が何度も出てきた。構造、組織を意味するが、チームの型と解釈したほうが適当だろう。崩してはならないもの、維持すべきものといった文脈で使用されている。

初日は移動の疲れもあったことから、1時間少々の軽めのトレーニングで終了した。

 

高台にある西原町民陸上競技場からの景色。トレーニング開始の時点で、すでに日が落ちかけている。

高台にある西原町民陸上競技場からの景色。トレーニング開始の時点で、すでに日が落ちかけている。

タッチ数の制限など条件を変えながら二か所を往復させる4対2。佐藤優平は狭さを苦にしない。

タッチ数の制限など条件を変えながら二ヵ所を往復させる4対2。佐藤優平は狭さを苦にしない。

河野広貴は志賀淳アスレティックトレーナーと別メニュー調整。

河野広貴は志賀淳アスレティックトレーナーと別メニュー調整。

トレーニングの難易度をだんだん上げていくギャリー・ホワイト監督。選手を飽きさせないように工夫が見える。

トレーニングの難易度をだんだん上げていくギャリー・ホワイト監督。選手を飽きさせないように工夫が見える。

照明に灯がともる。昼間は20℃あったが、19時を過ぎると肌寒くなってきた。

照明に灯がともる。昼間は20℃あったが、19時を過ぎると肌寒くなってきた。

開幕に向けて、身体づくりとコンディショニングを主導する西形浩和フィジカルコーチ。

開幕に向けて、身体づくりとコンディショニングを主導する西形浩和フィジカルコーチ。

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