【マッチレポート】J2-5[A] 徳島ヴォルティス戦『負けなくてよかった』(19.3.25)
2019年3月24日(日)
J2第5節 徳島ヴォルティス vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
[入場者数]4,851人 [天候]晴、中風、気温12.3℃、湿度37%
徳島 1‐1 東京V
前半:0‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 岸本武流(54分)
1‐1 李栄直(90分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF23 田村直也(64分 若狭)
DF3 近藤直也
DF5 平智広
DF24 奈良輪雄太
MF6 井上潮音(78分 渡辺)
MF17 李栄直
MF19 小池純輝
MF9 佐藤優平
FW18 端戸仁(83分 森田)
FW11 林陵平
(ベンチメンバー:GK26鈴木智幸。DF2若狭大志、22永田拓也。MF7渡辺皓太、8内田達也、16森田晃樹、38梶川諒太)
監督 ギャリー・ジョン・ホワイト
■上福元直人のビッグセーブ
勝者なき、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム。
試合後、東京ヴェルディのアカデミー育ちの松澤香輝と久しぶりに会った。近況をかいつまんで聞き、がんばってるだろう人にがんばれと言っても栓ないことと知りながら、プロデビューの日を待っている、がんばれ以外に言葉が見つからず、話題はこの試合で上福元直人が見せたビッグプレーになった。
僕は、当事者以外のゴールキーパーと、キーパーの話をするのが好きである。どうせ上福元は「あれが自分の仕事」としか言わない。フィールドプレーヤーも千差万別ではあるが、興味を向ければ大抵は内実を明かしてくれる。その点、キーパーはお手柄に寡黙な人が多く、無邪気な態度を取る人は稀だ。
27分、清武功暉の蹴った、およそ25メートルの直接フリーキック。初速と終速がほぼ変わらない、つまり伸びのあるシュートがゴール右隅に飛び、上福元は右手を伸ばして触り、ボールはポストに当たって東京Vは難を逃れた。
「僕は、ふだんの練習でシュートを受けているから、あのプレーのすごさがよくわかります。ボールの質がめんどくさいんですよ。球に力があって、曲がりながら小刻みに揺れる。わずかに上にはじいたのがよかったですね。真横にはじいていたら、ポストのはね返りを詰めていた岸本(武流)に押し込まれていたでしょう」
と、松澤からセービングのディテールを聞き、ぞくぞくした。ナイス、上福元!
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