「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-7[H] 水戸ホーリーホック戦『あわよくばの落胆』(19.4.4)

『あんなに寒くなるなんて』2019.4.3

『あんなに寒くなるなんて』2019.4.3

2019年4月3日(水)
J2第7節 東京ヴェルディ vs 水戸ホーリーホック
19:03キックオフ 味の素フィールド西が丘
[入場者数]2,693人 [天候]晴、弱風、気温8.5℃、湿度31%

東京V 0‐0 水戸
前半:0‐0
後半:0‐0
[得点]

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2   若狭大志
DF3   近藤直也
DF5   平智広
DF24 奈良輪雄太
MF6   井上潮音
MF17 李栄直
MF19 小池純輝
MF9   佐藤優平(69分 梶川)
FW18 端戸仁(63分 コイッチ)
FW11 林陵平
(ベンチメンバー:GK26鈴木智幸。DF23田村直也。MF7渡辺皓太、8内田達也、16森田晃樹、38梶川諒太。FW27ネマニャ・コイッチ)

監督 ギャリー・ジョン・ホワイト

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■水戸のディフェンスはすばらしかった

両者、スコアレスのままゲームは終盤に入っていた。

短いスパンで攻守が入れ替わり、ゲームはテンポアップ。カウンターの打ち合いで、まぎれは起きやすくなった。得点の可能性は高まったが、その割合は東京ヴェルディの3に対して、水戸ホーリホックは7ぐらいか。攻撃に転じたとき、水戸のほうが中盤でフリーでボールを受け、前を向くシーンが多い。

分は悪く見える。それでも、ここはホームだ。チームを後押しする空気が凝縮された西が丘だ。が、ギャリー・ホワイト監督は、69分にふたつ目の交代枠で梶川諒太を投入したのを最後に動かない。気温8.5℃。コンクリートの底冷えが伝わる体感はもっと低い。寒さに身を強張らせながら、終了のホイッスルを聞いた。

「かなりゲームが拮抗しており、最後の5、6分にいきなり選手を投入してそのテンションについていけるかという懸念があった。それが最後の交代枠を使わなかった理由です」(ホワイト監督)

東京Vのシュートは3本。

25分、右コーナーキックから若狭大志の放ったヘディングシュート。

77分、李栄直が右に展開し、若狭、小池純輝とパスをつなぎ、ネマニャ・コイッチが右足を振った。

89分、梶川諒太の蹴ったフリーキックに、近藤直也が頭で合わせた。

いずれも決定機と呼べるものではなかった。それらより、51分、相手にクロスをはね返されたあと、浮き球に飛び込んだ井上潮音が胸でボールを押し出し、佐藤優平がネットの上に突き刺した場面のほうが決定機に近い。結果、オフサイドの判定だったが、映像を見返すとかなり際どいシーンだった。

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