「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐12[H] V・ファーレン長崎戦のポイント(19.5.5)

視線の先にあるものは不明だが、ほうっといった顔の井上潮音。今日のV・ファーレン長崎戦は、どのようなボールの動かし方を見せるか。

視線の先にあるものは不明だが、ほうっといった顔の井上潮音。今日のV・ファーレン長崎戦は、どのようなボールの動かし方を見せるか。

J2第12節、16位の東京ヴェルディ(勝点11/2勝5分4敗 得失点-1)は、10位のV・ファーレン長崎(勝点15/4勝3分4敗 得失点+1)と、15時から味の素スタジアムで対戦する。中身が詰まってきたいま、ここは結果がほしいゲームだ。

■リズムの良し悪しはタッチ数に現れる

前節のファジアーノ岡山戦、井上潮音のいいディフェンスがあった。

11分、レオ・ミネイロが浮き球のパスを胸でコントロールし、前を向こうとした瞬間、すっと横から入った井上がボールを突く。相手の死角から忍び寄り、ボールが足から離れたタイミングを見逃さなかった。もし抜けられていれば、センターバックがつり出され、ピンチになっていた可能性もある場面だ。

ゾーンを守るディフェンスならベンチに座る内田達也のほうが一枚も二枚も上だろう。周囲の状況を的確に把握し、相手を狭いほうに誘導しながら手詰まりにさせる巧妙さ、体勢を崩さずに競り合いを制す強さがある。

井上が中盤の底で起用されるからには、攻守において特有の何かを見せなければならない。

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