「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『Ryohei is back!』6月2日(日) J2第16節 京都サンガF.C.戦 14:00 味の素スタジアム(19.5.31)

今季、チームトップタイの4得点をマークする林陵平。

今季、チームトップタイの4得点をマークする林陵平。

■プレーできる喜びに満ちる

頼れる前線の核が帰ってきた。

チームが浮上するきっかけとなった4月13日のJ2第9節、FC琉球戦(1‐1△)で右足首を痛め、戦列を離れていた林陵平。およそ1ヵ月半のリハビリを経て、トレーニングに完全合流している。

「先週までは部分参加でしたが、今週からフルメニューをこなしています。あのタイミングでの故障離脱は残念でしたね。開幕から点を取れていたし、ここ3年くらい、けがらしいけがはしていなかったので。ポジティブに捉えれば、しばらく外にいてピッチに立てるのは当たり前ではないと再認識したこと。いまの自分はプレーできる喜びに満ちています」

林不在の間に2得点をマークしたネマニャ・コイッチも「Ryohei is back!」とはやし立て、ポジション争いの激化を歓迎する。

現在、東京ヴェルディは3連勝を含む7試合負けなしの10位。6月2日のJ2第16節、5位の京都サンガF.C.戦に臨む(14:00 味の素スタジアム)。

「まだまだコンディションを上げていく必要がありますが、昨年、ホームの京都戦(2018年6月16日J2第19節 3‐1〇)では2点取ってますから。メンバーに入れたら、ゴールを決めたいです」(林)

当日の天気予報は曇り。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
前節のジェフユナイテッド千葉戦、おおいに好評を博した試合前のオープニング映像。これの企画立案、及びディレクターとして携わったのが、株式会社アカツキから東京Vに出向し、ファンデベロップメント部に所属する菊地優斗さんだ。
「サッカーの観戦体験の価値とは何か。そこにチームの強い、弱いはあまり関係なく、どれだけ感情移入できるかだと思うんですね。既存のサポーターの気持ちを盛り上げるとともに、初めて味スタを訪れた方が、ヴェルディってなんかいいな、応援してみたいなと感じていただけるように、あのムービーをつくりました」。
ピッチ内の事象にフォーカスする安直な手法に走らず、世界を広げて周縁の人々の日常を描いたのがミソである。また、説明過多になることなく(ナレーションやモノローグで語らせるとクソださくなる)、観る者の想像力を喚起する作風も冴えた。菊地さん自身が根っこはヴェルディのサポーターということに加え、サッカーファンの感受性を信用していなければ踏み切れないやり方だ。
「その部分は、わかりやすさとカッコよさのバランス。最初はテロップも入れず、完全に解釈を委ねる手も考えたんですが、まずは目を向けてもらわないことには意味がないので。たとえば、アプリの開発現場では、最初から完成品をつくるというより、随時改善してよりよいものにしていくというやり方が用いられます。今回の取り組みもそれと同じで、失敗を恐れることなく、どんどんトライしてクオリティを上げていきたい」。
チーム菊地は、京都戦に向けて新しいムービーを鋭意製作中とのこと。乞うご期待!

[今季の1試合平均入場者数] 5,392人( 16/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2016年 5,402人
2017年 6,206人
2018年 5,936人

●ランド地獄耳●
▼先週、東京Vユースの永井秀樹監督が海外研修から帰国。「フラメンゴにいってきましたよ。ジーコの手助けがあったおかげで、かなり深いところまで勉強させてもらえました」。これにてS級ライセンス取得のためのハードルはすべてクリアし、日本サッカー協会理事会の承認を得て、認定の運びとなりそうだ。
▼集団のなか、明るい金髪がひと際目立つ森田晃樹。「いつも美容師さんには、写真を見ながらこんな感じでとお願いしています。評判はわりといいですね。自分でも気に入っているので、しばらくは変えずにいこうかな」。好きにするがよい。

【シャンゼリゼ澤井のフランス語講座】DAY.1
Bonapetti(ボナペティ)
「フランスには『いただきます』に相当する言葉がないんですよ。それで食事の前に、さあ、みんなでごはんの時間を楽しもう、どうぞ召し上がれといった感じで使います」
使いやすさ ★★★★★
通っぽさ  ☆☆☆☆☆
澤井だなあ ★★★★☆
(まずは初級中の初級レベルから入った澤井直人。これからピッチ内で飛び交うフレーズ、女性への殺し文句とぐんぐんレベルを上げていくだろう。読者は振り落とされないようについてきてほしい)

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ