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【トピックス】『藤本寛也は前を向く』FIFA U‐20ワールドカップ ポーランド2019 現地レポート(19.6.12)

5月23日からポーランドで開催された、FIFA U‐20ワールドカップ2019。グループステージを2位で突破した日本は、ノックアウトステージ1回戦、韓国に0‐1で敗れ、大会から姿を消すことになった。決勝は6月15日、ウクライナと韓国の組み合わせで行われる。
今大会の日本は豊かな可能性を感じさせるチームだっただけに、落胆は小さくない。この世代の中心選手のひとり、東京ヴェルディから招集された藤本寛也は世界の列強といかに戦ったのか。SBG特派員=林遼平(フットボールライター)の現地レポートをお届けする。

※大会の結果や試合データはこちら

■ポーランドの人々の笑顔

日本から直行便で約11 時間半。疲労感たっぷりでポーランドの首都・ワルシャワに降り立っても、まだ目的地には程遠い。そこから電車で約5時間近く揺られると、見えてくるのが最初の目的地であるビドゴシュチという街だ。大きくもなく、小さくもなく。時間がゆっくり流れているかのごとく、人々は静かに日々を送っている。

U‐20ワールドカップの開催地となったポーランドは、首都であるワルシャワを開催会場のひとつに選ばなかった。経済効果を見越し、中規模の都市や今後大きくなろうとしている小規模の街を開催地に設定。地域発展を促す意味で、多くの中小規模の都市を開催地に指定していた。

その影響もあって、今回最も大変だったのは移動である。ひとつ目の街・ビドゴシュチから第2戦の開催地・グディニャまでは電車で2時間半。第3戦のためにもう一度ビドゴシュチに戻り、そこから決勝トーナメント1回戦の舞台となるルブリンに向かうためには約7時間も電車に揺られた。しかし、窓を見つめながら『世界の車窓ごっこ』といきたいところだが、見渡す限りは田んぼばかり。30分も見れば飽きがきて、本を読んだり、仕事をしたりと時間を潰すほかなかった。

選手たちはバス移動。多少電車より時間がかからなかったそうだが、移動日は長距離移動のためにオフになることがしばしば。こういった面では日本と違う環境での戦いに苦戦を強いられていたと言っていいだろう。

とはいえ、想像以上にポーランドの人々は優しかった。いま現在、自分はフランスのマルセイユでこの原稿を書いているのだが、こことは大きく違う。近い距離でタクシーに乗ろうとしてもおっちゃんは「仕方ねぇな」と言わんばかりの笑顔で快く引き受けてくれるし(マルセイユでは拒否された……)、カフェで一言女性店員さんに「ジェンクイエン(ありがとう)」と言えばすぐに愛らしい笑顔を返してくれる。

ポーランドは笑顔に溢れた街だ。そう感じた次第である。

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