【マッチレポート】J2-19[H] 大宮アルディージャ戦『答えはシンプル』(19.6.23)
2019年6月22日(土)
J2第19節 東京ヴェルディ vs 大宮アルディージャ
19:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,886人 [天候]曇のち雨、弱風、気温21.1℃、湿度90%
東京V 0‐0 大宮
前半:0‐0
後半:0‐0
[得点]
なし
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2 若狭大志
DF17 李栄直
DF5 平智広
MF19 小池純輝
MF6 井上潮音
MF4 藤本寛也
MF22 永田拓也(76分 山本)
MF38 梶川諒太
MF9 佐藤優平(87分 ヴァウメルソン)
FW11 林陵平(70分 端戸)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF3近藤直也。MF8内田達也、20山本理仁、23田村直也。FW18端戸仁、30ヴァウメルソン)
監督 ギャリー・ジョン・ホワイト
■開始から攻勢に出た東京ヴェルディ
試合が終了し、約10分後には監督会見が始まる。部屋に集まる番記者たちの顔、及び態度は、その日のおおよそのゲーム内容や出来を示していると言ってよい。
喜怒哀楽を露わにするのはお金を払ってサッカーを観る人の特権ではあるが、メディアの人間もまた感情を切り離すことはできない。熱量や充実度の高かったゲームほど余韻が残り、無性に誰かと話したい気分になっている。
「サッカーを観たなあって感じだね。チームがよくなっている」
「見どころはあったけど、決定機は少なかった。ボックスには入っていけてない」
「ああ、そういうシーンはたしかに多くはなかったか」
「前半、カジくんが打ち損ねたやつくらい」
「ほかにもなかったっけ? チャンスっぽいのはけっこうあったような」
「うわ、次にやる岐阜、山口に4点取られて大敗してますよ」
と、口々に言い合っていたところに、公式記録が配布される。スコアレスドロー。シュート数は大宮アルディージャの8本に対して、東京ヴェルディは4本。フィニッシュの回数と満足感は必ずしも比例しないが、ゲームの印象との釣り合いが著しく取れていなかった。大宮戦を象徴する数字に思える。
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