「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐20[A] FC岐阜戦のポイント with『ぎふマガ!』(19.6.30)

J2第20節、12位の東京ヴェルディ(勝点25/6勝7分6敗 得失点-1)は、22位のFC岐阜(勝点12/3勝3分13敗 得失点-22)と、18時から岐阜メモリアルセンター長良川競技場で対戦する。
最下位に沈む岐阜の現状とはどうなのか。FC岐阜を徹底的に応援する公式ウェブマガジン『ぎふマガ!
の監修と編集サポートを務める後藤勝さんに訊いた。むろん、『新東京書簡』の後藤さんと同一人物である。

■「世間一般の北野監督の印象とはズレがある」(後藤)

海江田「そちら7連敗中なんですってね」

後藤「うん、そう」

海江田「いやじつは昨シーズンもさ、10連敗中の岐阜とアウェーで対戦して、勝てなかったんだよ。1‐1のドロー。なにこのめぐり合わせ」

後藤「憶えてる。現場で会ったじゃん。デル・ピエロが来てたゲーム」

海江田「そうだった。悪いことは重なるもので、なぜかそのタイミングでおれは履いてたニューバランスのソールが加水分解で崩壊。足元、パカパカさせながら選手のコメントを集め、岐阜のスタッフの方に半べそで『ガムテープ貸してください』だよ。とりあえず歩けるように、ぐるぐる巻きにして東京まで帰るという悪夢のような一日だった。次はどんな災禍が降りかかるのか恐怖しかない。なんで7つも続けて負けちゃったの」

後藤「簡潔に整理しましょう」

海江田「よろしくお願いします」

後藤「まず、岐阜は第5節の横浜FC戦以降、ずっと相手に先制点を許している。よく引き分けに持ち込んだ、逆転したと思えるゲームがいくつかあったくらいで、そう簡単には勝てる状況ではなかった」

海江田「つらいね、それは」

後藤「加えて、故障者の続出。守備の柱に期待された北谷史孝が第2節で戦線離脱したのをはじめ、欠けた選手の手当て、手当ての連続で、フォーメーションをいじったりもしたけれど結果は出ず」

海江田「それで、最終的に大木武監督も万策尽きた」

後藤「そうは言いたくないけれど、さすがの大木さんも立て直せなかったね。もともと、前の日の晩ごはんの余りものでおいしい料理をつくるといったタイプの名人。限られた戦力でのチームづくりには慣れているとはいえ、許容できる範囲を超えていた」

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