「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『内田達也の捲土重来』7月10日(水) 天皇杯2回戦 法政大戦 18:30 味の素フィールド西が丘(19.7.8)

失地回復をはかる内田達也。その価値をとくと見せつけてほしい。

失地回復をはかる内田達也。その価値をとくと見せつけてほしい。

■しんどいと思っていたら選手として終わり

今年も天皇杯の季節がやってきた。10日の天皇杯2回戦、東京ヴェルディは法政大と対戦する(18:30 味の素フィールド西が丘)。

ギャリー・ホワイト監督は言う。

「リーグ戦で出られていない選手に、チャンスを与えられる試合ではある。ただし、勝敗を度外視し、むだに終わらせるつもりはまったくありませんよ。自分たちの力を見せつけ、結果が必要になる試合」

メンバーはターンオーバーが予想され、内田達也はそこに入ってくるだろうひとりだ。今季、ピッチに立ったのは、3月16日、J2第4節の栃木SC戦(2‐3●)の途中出場が最後。以来、ベンチに入ることはあったが、出場機会を得られていない。

スタジアムに駆けつけるサポーターは、試合前のウォームアップ終了後、最後までピッチに残り、端っこで入念に身体を動かす内田の姿を見ている。常に準備を怠らず、スタンバイの態勢を取りながら、いくら待っても声がかからない状況は、精神的にしんどく、歯がゆかったはずだ。

「僕自身、試合に出たい気持ちはもちろんありましたけど、それをしんどいと思っていたら選手として終わりでしょう。シーズンの半ばに達し、ある程度チーム内の序列が固まっているのは間違いないです。ただね、状況は変化する可能性がありますから。誰かがコンディションを崩したり、けがをするかもしれない。アクシデントが起こることはあり得る。そこで、サブやったらここにいる意味がない、自分はいらんのやと投げ出していたら、そもそもチームが成り立たなくなる」

法政大とは5月12日のトレーニングマッチで対戦済み。内田は3バックの左で先発しており、そのときの情報が頭に入っている。

「いいチームやなあと思いましたね。アグレッシブで、大学生らしい勢いがあった。僕にとっては久しぶりのゲームなんで、試合勘については実際やってみないとわからないところはあります。自分を含めて全員がアピールの気持ちを強く持って臨むゲーム。今後に向けて、ここでしっかり結果を出したい」

3回戦は8月14日、会場は味の素フィールド西が丘に決定した。相手は、内田の古巣であるガンバ大阪だ。

当日の天気予報は曇時々晴。当日券、あり!

《クラブウオッチ》
本日、数量限定で販売した『東京ヴェルディ50周年記念ユニフォーム』(税込み19,690円)は、Webショップでの予約受付予定枚数が早々に終了。8月11日のJ2第27節、鹿児島ユナイテッドFC戦以降のホームゲーム4試合で、チームはこれを着用する。「クラブの新しいイメージを打ち出すためのブランディングの一環です。現在、8月11日に向けてイベントや集客作戦を準備しています」(クラブ関係者)。同ユニフォームは、鹿児島戦の試合会場でもごく少数ではあるが販売するとのこと。そこがラストチャンスだ。

●ランド地獄耳●
▼わりあい派手めな服も巧みに着こなす李栄直。クラブハウスに新たな装いで現れると、それを目ざとく見つけた森田晃樹が「さすがヨンジくん、わかってますね~」とニコニコしながら寄ってくるそうな。「あいつも挑戦的な服が好みというか、趣味がこっち寄りみたいで。頼みもしないのに仲間ヅラをしてくる。あんな変人と同類に思われるのは心外!」(李)。一方の森田は「ゲームや音楽の話をしていると、僕ら趣味は合うと思うんです」と決して引き下がらない。期待のルーキーの変人ぶりについては要調査。
▼長いこと、実家のある豊島区から電車に揺られてランドに通っていた森田は、ついに7月からひとり暮らしをスタートさせた。「食事は自炊にチャレンジ中。この前はギョウザを焼きました」。ちゃんと食えるやつなのか、それは。
▼7月1日、20歳の誕生日を迎えてアルコールが解禁となった藤本寛也。「わからないけど、自分は酒にも絶対に強い」と言い張る。なんだって負けたくないカンヤ魂。

 

『東京ヴェルディ50周年記念ユニフォーム』はレア度高し。 ©TOKYO VERDY

『東京ヴェルディ50周年記念ユニフォーム』はレア度高し。 ©TOKYO VERDY

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