【マッチレポート】J2-22[A] ツエーゲン金沢戦『ほうほうの体で勝点1』(19.7.15)
2019年7月14日(日)
J2第22節 ツエーゲン金沢 vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ 石川県西部緑地公園陸上競技場
[入場者数]4,130人 [天候]雨、弱風、気温22.9℃、湿度90%
金沢 1‐1 東京V
前半:0‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 山根永遠(49分)
1‐1 林陵平(74分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2 若狭大志(54分 田村)
DF17 李栄直
DF5 平智広
MF19 小池純輝
MF6 井上潮音
MF16 森田晃樹(69分 梶川)
MF22 永田拓也
FW9 佐藤優平(80分 渡辺)
FW11 林陵平
FW18 端戸仁
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。MF7渡辺皓太、8内田達也、23田村直也、33河野広貴、38梶川諒太。FW30ヴァウメルソン)
監督 ギャリー・ジョン・ホワイト
■金沢の整理された戦い方
前半の東京ヴェルディに可能性を感じたプレーはふたつあった。
ひとつは、井上潮音のランニング。マンツーマンで対応してくるツエーゲン金沢に対し、長い距離を走ってゴール前に入っていく動きは捕まえられにくい。
もうひとつは、2トップに打ち込まれるくさびのパスだ。31分、斜めに走ってボックスに侵入した林陵平に、森田晃樹が縦パスをつけ、落としてもらったボールをフィニッシュに持ち込もうとした。しかし、わずかに返しのパスがずれたか、先にボールに触ったのは金沢のディフェンダーだった。
ボールを握る東京Vがじりじりと押し上げ、攻撃のスイッチを入れるところでロストし、陣形が崩れかけている隙を突かれて金沢のカウンターを食らうことの繰り返し。前半の説明はそれで事足りる。
井上は被カウンターの対応に追われることが増えるにしたがって、ゲーム序盤に見られた有効なランニングがだんだんと影を潜め、2トップのポストワークを使ったコンビネーションも不発。そもそも相手が構えているところにボールを当てても、狭い局面を打開するのは簡単ではない。
結果、金沢が45分で3回の決定機を創出したのに対し、東京Vはゼロに終わった。これではいくらボールを持てたところで、意味などあろうはずがない。やはり、金沢のほうが戦い方が整理されている印象は否めなかった。
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