「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【新東京書簡】第五十九信『どこまで追うか~レベスタで青赤を』後藤(19.7.17)

新東京書簡

第五十九信 どこまで追うか~レベスタで青赤を

水曜日にルヴァンカップか天皇杯がある連戦期間、『新東京書簡』をずいぶんとお休みしてしまった。

この間、世間はずいぶんと様変わりしている。海江田さんが追っている東京ヴェルディはなんと監督が交替! ギャリー ホワイト監督が去り、東京ヴェルディユースの永井秀樹監督が就任し、J2第22節を終えて13位の状態からプレーオフ進出をめざすことになった。FC東京も平川怜が鹿児島ユナイテッドFCに期限付き移籍を発表したかと思えば三田啓貴がヴィッセル神戸から久方ぶりに小平へとやってくるという具合に、動きが激しくなっている。

かように、夏のウインドーが開いてタイムラインが上から下への大騒ぎな今週からまた『新東京書簡』をやっていきますので、みなさんよろしくお願いします。

■レベスタで青赤を

さて、ヴェルディは後半戦スタートで13位ながら、プレーオフ圏内までは勝点7差。J1昇格に向けて張り切っていることだと思う。でもその下を見るといきなり残留争いグループ。ここの範囲に、FC東京関係の選手が所属しているチームがけっこう多い。

レノファ山口FCには廣末陸、FC町田ゼルビアには富樫敬真と山田将之、愛媛FCには野澤英之、アビスパ福岡には吉本一謙と田邉草民、鹿児島ユナイテッドFCには平川怜、栃木SCには大黒将志と平岡翼、FC岐阜には前田遼一といった具合だ。下部組織出身ということであれば栃木の藤原広太朗と岐阜の岡本享也なども入ってくるし、すべての選手たちを直接観るというのはそんなに簡単ではない。

ただ今シーズンは『ぎふマガ!』の仕事も始めているので、状況次第では彼らのプレーを観、話す機会もある。そういうときは、海外の見知らぬ土地で同胞に会ったようで、気分が高揚するのは否めない。

そうやって観る、もっと言えば会いに行くのはいいんだけど、トーキョーワッショイ!プレミアムの記事にするかどうかとなると、ちょっと考える。

期限付き移籍の場合は、その選手の本籍は東京にあるわけで“ウチの選手”として扱っても差し支えない。でも完全移籍の場合は、もう移籍した先の選手だから、どう扱ったらいいかは、やっぱり考えないといけない。東京関係の選手をどこまで追うべきなのだろう。

と、頭では考えるけど、

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