遠距離恋愛サポは切り捨てられてしまうのか(J論)

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-23[H] 愛媛FC戦『リブート』(19.7.21)

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2019年7月20日(土)
J2第23節 東京ヴェルディ vs 愛媛FC
19:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,086人 [天候]曇、無風、気温26.8℃、湿度73%

東京V 3‐2 愛媛FC
前半:0‐2
後半:3‐0
[得点]
0‐1 藤本佳希(32分)
0‐2 ユトリッチ(39分)
1‐2 小池純輝(50分)
2‐2 レアンドロ(63分)
3‐2 永田拓也(68分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF19 小池純輝
DF17 李栄直
DF5   平智広
DF22 永田拓也
MF6   井上潮音(37分 森田)
MF4   藤本寛也
MF7   渡辺皓太
FW33 河野広貴(46分* 山本)
FW10 レアンドロ(82分 林)
FW38 梶川諒太
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF8内田達也。MF14澤井直人、16森田晃樹、20山本理仁、24奈良輪雄太。FW11林陵平)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■驚かされた井上潮音の交代

新しいチームの立ち上げにおいては、巧拙はひとまず脇に置き、変わろうとしている部分を拾い上げていくことが大事だ。

今季、指揮を執っていたギャリー・ホワイト監督を解任し、永井秀樹監督を現場のトップに据えた最初の試合。JFA公認S級コーチライセンスを取得後、トップチームでの初采配でもある。

6分、上福元直人のゴールキックから、レアンドロが落とし、前向きでボールを受けた渡辺皓太がスピードを上げて一気に前に出る。縦に速い攻撃で梶川諒太がシュートまで持ち込んだ。ゴールキックの際は、密集をつくらずに両サイドの選手が目いっぱい外に張るスタイルだ。これはトップの位置に置く選手によって、やり方を変えてくるのだろう。

東京ヴェルディは井上潮音にボールを集め、ピッチの横幅を広く使ってボールを動かしていく。基本、相手の少ないところ、薄いところを探しながら、ここぞというタイミングで縦に「差す」のが永井監督の志向するポゼッションである。じれったくもあるが、相手を走らせ、目線を変え、頭と身体を疲弊させる狙いもある。

「縦にいきすぎて、相手を横に振って戻すパス回しにスピードがなかった。もっと速く振りたかったですね」(渡辺皓太)

14分、河野広貴が縦パスを入れ、レアンドロがフリック。チャンスをつくりかける。レアンドロのパスを引き出す動きは、見違えるように活発だ。

17分、バイタルエリアにボールを出し入れしながら、藤本寛也がサイドに大きく展開。パスを受けた永田拓也に渡辺が絡み、井上がクロスを入れるが、中の選手には合わなかった。

ボールサイドばかりを注視しがちだが、逆サイドでは裏を狙う動きが何度か繰り出されていた。だが、ボールを持つ体勢が悪く(広い視野を確保できず)、このアクションはほとんどが気づかれず徒労に終わる。このあたりはトレーニングを重ねれば改善されていくだろう。

愛媛FCのカウンターを受ける場面は何度かあった。だが、ひっくり返されるのはある程度織り込み済みであり、李栄直と平智広が落ち着いて対応し、ピンチは最小限に抑えられている。

32分、平が渡辺につけようとしたパスが弱く、かっさらわれてクロスから失点する。手痛いエラーではあったが、クリアをパスに変えていくのは永井サッカーを成り立たせる必須要素。後ろが大きく蹴ってばかりでは、遠からずポジションを失う。ここから先、平はミスを挽回するプレーを見せた。

(残り 1988文字/全文: 3505文字)

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