「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐29[A] 水戸ホーリーホック戦のポイント with『デイリーホーリーホック』(19.8.24)

J2第29節、11位の東京ヴェルディ(勝点38/9勝11分8敗 得失点-3)は、5位の水戸ホーリーホック(勝点48/12勝12分4敗 得失点+15)と、18時からケーズデンキスタジアム水戸で対戦する。水戸ホーリーホックを愛する人のためのWEBマガジン『デイリーホーリーホック』の佐藤拓也さんと情報交換しつつ、ゲームのポイントを探りたい。

■「マインドを変えられる選手のほうが圧倒的に伸びる」(佐藤)

海江田「4月に対戦したとき、水戸は2位でしたね。結果はスコアレスドロー。フロックではなく力のあるチームだと感じましたけど、あれからずっと上位に食らいついてるのはすごいなあ」

佐藤「今季、ずっと5位以内にいて、6位になったのが一度だけ。ひとつではなく複合的な要因によるものですが、なかでも重要なのは長谷部(茂利)監督の指導力、組織づくりの妙です。チーム戦術をレギュラークラスに浸透させるのはもちろん、出場機会の少ない選手まで分け隔てなくトレーニングし、理解度を同水準まで高めた。だから、誰が出ても崩れない」

海江田「6月末、守備の支柱を担う伊藤槙人が横浜F・マリノスに引き抜かれ、あちゃあと思ったのも束の間、そこからのアグレッシブな補強に驚かされた」

佐藤「夏の補強が、クラブの本気度を示す何よりのメッセージ。J1にいけたらいいなではなく、いくんだと。ジュビロ磐田から獲得した小川航基をはじめ、宮大樹はヴィッセル神戸、福満隆貴はセレッソ大阪、レレウは湘南ベルマーレと、すべてJ1から獲っててきた選手なんです」

海江田「小川、水戸加入のニュースには度肝を抜かれましたよ。東京五輪世代のエースでしょ。えっ、うそだろと。うち、昨年のJ1参入プレーオフ決定戦で彼にしてやられ、煮え湯を飲まされてるもんで」

佐藤「出場機会を求める小川の獲得合戦で競合したのは、J2の〇〇とJ1の△△。どちらも水戸をはるかに上回るお金持ちクラブです。早めに△△が脱落し、〇〇との一騎打ちに」

海江田「そんなん、コンマ2秒で〇〇でしょ」

佐藤「ですよね」

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