【マッチレポート】J2-36[A] FC琉球戦『沖縄の夜、めでたきかな』(19.10.13)
2019年10月12日(土)
J2第36節 FC琉球 vs 東京ヴェルディ
18:03キックオフ タピック県総ひやごんスタジアム
[入場者数]4,806人 [天候]曇、強風、気温26.7℃、湿度61%
琉球 1‐5 東京V
前半:0‐3
後半:1‐2
[得点]
0‐1 小池純輝(25分)
0‐2 小池純輝(41分)
0‐3 森田晃樹(44分)
1‐3 上門知樹(54分)
1‐4 森田晃樹(58分)
1‐5 小池純輝(69分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF14 澤井直人
DF3 近藤直也
DF2 若狭大志
DF24 奈良輪雄太(86分 平)
MF31 クレビーニョ
MF38 梶川諒太
MF6 井上潮音(90+1分 藤田)
FW11 ジャイルトン・パライバ
FW16 森田晃樹(77分 新井)
FW19 小池純輝
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF5平智広、22永田雅人。MF8内田達也、13新井瑞希、40藤田譲瑠チマ。FW50カン・スイル)
監督 永井秀樹
■小池純輝、キャリア初の二桁得点&ハットトリック!
コイントスでエンドを入れ替え、風上に立ったことが最初の分かれ目だったように思う。台風19号の余波は沖縄にも及び、風がかなり強く吹いていた。
立ち上がり、東京ヴェルディは完全にボールを掌握し、FC琉球を押し込んだ。そして、追い風を背に受け、徐々にスピードを生かした攻めにシフトしていく。
19分、森田晃樹が鮮やかなターンからドリブルでボールを運び、中央のクレビーニョにラストパス。シュートはゴールの枠を逸れた。21分、若狭大志の縦パスを受けた澤井直人が逆サイドのポストゾーンを狙ってクロスを入れるが、曲がりが甘くゴールラインを割った。
タイミングがびしっと合うまで、あともう少しの感。先日、永井秀樹監督の囲み取材で明らかになったピッチを横に区切ったゾーン『VERDY』の『E』(Enter=入る、入力)まではいけている。そこから先、合わないときはとことん合わないのだが、案外それは早くやってきた。
25分、澤井がボールを落とし、梶川諒太がダイレクトでクロスを入れる。ファーサイドの小池純輝が右足をきれいに合わせ、見事シュートを突き刺した。
小池は今季10点目。ついにキャリア初の二桁得点を達成した。アシストしたのが盟友の梶川というのも、14年目の快挙に花を添える。梶川はまるで自分がゴールを決めたかのごとく、小池よりずっと派手なガッツポーズを見せた。
「ゴール数を二桁に乗せられてよかった。今年で32歳ですけど、年齢に関係なく成長していける姿を見せたいと思っていたので。カジとは長い付き合いですから、互いに分かり合え、あうんの呼吸がある」
節目のゴールでチームにリードをもたらした小池だが、この日の活躍はこれで終わらない。さらに特大の喜びが待っていた。
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