「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【練習レポート】梶川諒太「堅く守られた組織を崩せてこそ」10月19日(土) J2第37節 ヴァンフォーレ甲府戦 15:00 味の素フィールド西が丘(19.10.17)

練習前の梶川諒太。ごきげんですやん。

練習前、何やら踊りを披露する梶川諒太。ごきげんですやん。

■守りを固める相手からゴールを奪う

19日のJ2第37節、13位の東京ヴェルディは7位のヴァンフォーレ甲府と対戦する(15:00 味の素フィールド西が丘)。

昨日から東京は気温がぐっと下がり、日中30℃を超えていた沖縄とは大変な寒暖差だ。冷たい雨がそぼ降るなかでのトレーニングとなった。

相手のプレスをかいくぐり、中盤につけたボールをサイドに展開し、シュートまで持ち込むセッション。「相手の5枚の最終ラインからどの選手を引き出し、どのポケットが空いているかを見つつ、最後に狙っている場所を崩していくトレーニングですね」(永井秀樹監督)。同時に守備の練習も兼ねており、クロスへの対応が間に合わない際は戻りの遅さを指摘される。

好調が目立つのは、梶川諒太だ。状況判断に迷いがなく、素早いポジショニングでボールを引き出しては、効果的なパスを次々に通していた。

「甲府は5‐4の守備ブロックを敷いてくる可能性が高いでしょう。前節、琉球から5点取れたとはいえ、あそこは攻撃に特長があって守備には少し緩さのあるチーム。結局、守りを固められたら点が取れないという攻撃では意味がない。押し込んだあとは崩しのアイデアが必要になってくると思います。今度こそ結果を出したいです」

と梶川は意気込む。

当日の天気予報は雨のち曇。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
甲府戦は『PaidyDAY』を開催。当日、試合会場のブースで加入した人にはプレゼント企画が準備されているとのこと。未加入の現地観戦者はしばし待たれよ。「『VERS 2019』のエキシビジョンマッチをお忘れではないですか? 前回は台風で延期となり、今回は雨予報。どうもツイていませんが、この程度の逆境に屈する彼らではありません」とクラブ関係者。うん、まあ、お風邪を召されませんように。

[今季の1試合平均入場者数] 5,273人( → 16/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2016年 5,402人
2017年 6,206人
2018年 5,936人

●ランド地獄耳●
▼先日、小池純輝と梶川諒太がカン・スイルを誘い、森田晃樹、新井瑞希も加わって食事に出かけた。「前からカジと話してたんですけど、ブラジル人選手は彼らのコミュニティがありますが、カンはひとりで過ごすことが多いみたいなんですね。だったら、たまにはおれらと一緒にごはんいこうよ、と」(小池)。こういう気づかいってうれしいと思うなあ。ハートも男前。
▼おそらく近々売り出されるのだろう冬の新作アパレルグッズを、モデル候補の梶川が試着。ところが、若干サイズが大きく、「わざとやってるでしょ? そんで僕が小さいのどうのこうの言うて、挙句、あざといとか、かわいこぶってるみたいな言われ方をされ、ほんまに不本意。瑞希とは違うんです。あいつはそういう見せ方を意識してやってるから」。魂の叫び、新井に飛び火す。
▼FC琉球戦、台風の影響で帰りの飛行機がキャンセルになり、翌日も沖縄に残ってのリカバリー。午後のオフ、森田晃樹、井上潮音、澤井直人、新井らはホテルの近くの海遊びに出かけたそうな。「カニを見つけたりして、のんびり過ごしました」(森田)。なんだそれ。素朴さ、少年っぽさのアピールか。

【永井用語 初級編 六】
パンチパス
「ひざ下の振りの速さで蹴る強いパス。たとえば、ヨーロッパのサッカーでは、ビシバシ強烈なパスの応酬が見られる。あれですよ、あれ。最近、ワカ(若狭大志)が上手になってきたなあ」
ビルドアップ、くさびを打ち込むパスなど、ディフェンスの選手には特に要求される技術とのことだ。

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