「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【練習レポート】『撃つべし、コントラアタッキ』(19.11.8)

スピードに乗って駆け上がり、ロングパスをしっかりコントロールする奈良輪雄太。オーバーラップはお手のものだ。

スピードに乗って駆け上がり、ロングパスをしっかりコントロールする奈良輪雄太。オーバーラップはお手のものだ。

■前節のアビスパ福岡戦とは、まったく違う展開になる

「1!」、あるいは「2!」と声を出してダッシュ。およそ30メートル先、設定したラインを越えたあたりにパスが届けられる。

「1」は直進し、2本のコーンの間を通すグラウンダーのパスを要求。「2」はコーンの外側をふくらみながら走り、浮き球のパスを求めることを意味する。

パスの出し手は、走るコースとスピードを見ながら、勢いを殺さないボールをいかに供給できるかが肝要だ。奪ったボールを素早く縦に出す、コントラアタッキのトレーニングである。

チーム全体での共有を目的に、キーパー陣まで参加し、パスの出し手と受け手の動きを順繰りに行った。「2!」と叫んで走り出す上福元直人は、じつに楽しそうだ。実戦でこれをやられたら肝が潰れる。

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