「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】石浦大雅「早くJリーグの舞台に立ちたい」11月16日(土) J2第41節 徳島ヴォルティス戦 15:00 味の素スタジアム(19.11.14)

U-18日本代表から戻った石浦大雅。豊かなアイデアを持ち、パスセンスに長けたレフティだ。

U-18日本代表から戻った石浦大雅。豊かなアイデアを持ち、パスセンスに長けたレフティだ。

■大観衆の前でのプレーは楽しい

来季のトップ昇格が内定している東京ヴェルディユースの石浦大雅は、U-18日本代表に招集され、6日からベトナム・ホーチミンで行われたAFC U‐19選手権2020予選に参加。2勝1分けの首位で予選を突破し、来年、ウズベキスタンで開催される本大会の出場権を獲得している。

石浦は、グアム、モンゴル、ベトナムの順で対戦した予選3試合すべてに出場。現地で得られた収穫と課題についてこう語った。

「最後のベトナム戦は、相手のレベルが格段に上がり、個人の能力だけでは守備を崩し切れず、0-0で終わってしまいました。収穫は、お客さんが大勢入ったベトナム戦を経験できたこと。たくさんの人たちの前でプレーできるのは楽しいな、早くJリーグの舞台に立ちたいという気持ちが高まりました。一方、もっと個のレベルを上げなければ、このチームで生き残っていけないとも感じましたね。(影山雅永)監督からも『攻撃にアクセントをつけられるのはいい。さらにゴール前で点に絡むプレー、その質を上げてほしい』と言われています」

収穫に、プレー環境を挙げる選手は珍しい。それだけ日常の育成年代のゲームとは別種の強い刺激があったのだろう。

今季も残すところ2節。16日のJ2第41節、13位の東京ヴェルディは6位の徳島ヴォルティスと対戦する(15:00 味の素スタジアム)。5日間で3試合というタイトなスケジュールをこなした直後ではあるが、2種登録されている石浦は、今季中に初のメンバー入り&トップデビューを狙う。

「11日に帰国し、翌日はチームがオフ。13日から練習に合流しました。すぐにでもサッカーをやりたかったんで。おう、きていいぞと言ってもらえるチームでよかったです。永井(秀樹)さんから指摘される点、立ち位置の問題などをひとつずつクリアし、デビューのチャンスをつかみたい」

そう言って石浦は笑った。

当日の天気予報は晴れ。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
徳島戦は『高校生&大学生の無料招待』を実施する(要事前申込み)。「多種多様な遊びがあふれる東京で、うちがどんなアピールポイントを打ち出せるか。実際、周囲にはJ1のクラブが多くあり、サッカーだけで引き寄せるのは難しいものがあります。学生の横のつながりを活用し、輪を広げていくのが唯一の可能性」とクラブ関係者は言う。
また、「キッズパスは、キッズパークの充実や子ども用ユニフォームのプレゼント企画などもあり、昨年比4倍以上の会員数に達しました。一方、落ち込みが目立つのはやり方を変更したホームタウンデー。ここの集客が例年並みであれば、去年の1試合平均入場者数と同程度には持っていけたはずなんですが」(クラブ関係者)。過去、1試合平均入場者数が最少だったのは、2012年の5,341人だ。クラブ創立50周年という節目のシーズンで、このラインを下回ることは避けたいところだが、はたして。

[今季の1試合平均入場者数] 5,182人( 17/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2016年 5,402人
2017年 6,206人
2018年 5,936人

●ランド地獄耳●
▼ランドの入口付近で煙草を吸っていたら、スーツ姿の男性に話しかけられた。「お安くなっているんですよ。いかがですか?」と不動産のチラシ。一戸建てが4,500~5,000万円だと。う~ん、ここに拠点があったら便利だけどなあ、と原資なき妄想。そもそも、このあたりでこれは安いのか高いのか、こうしてよし買ったろかい! と思い立つ人がいるのか、ようわからん。
▼「ったく、あいつは」と森田晃樹に何事か物申したい澤井直人。聞けば、先輩との待ち合わせでも、いけしゃあしゃあと遅れてくるらしい。知ってるぞ、そのへんの回路がイカれているユース直系の選手を。「(井上)潮音へのリスペクトの仕方を間違っている。なぜあそこまで余裕の態度なのか。だいたいルーキーの身で、あんなふうに長い茶髪をふわっさ~と泳がせてやれるはずがない」。うん、まあ、そっちはいいんじゃないか。
▼昨年から今年にかけて、チームでは全身脱毛がおおいに流行。佐藤優平もそのひとりだ。「おれらとシバくん(柴崎貴広)ではレベルが違う。あの人は、とにかく強いやつをやってもらっている」と穏やかではない話。毛量に定評のある柴崎によると、「医療系とエステ系がありまして、自分は前者。ほとんどの人はだいたい4、5回くらい通ったらある程度済むらしいんですが、僕はまだ先が見えない。徹底の度合いは、どこを目指すかによりますね」。えっ、どこを目指してるんスか?

【永井用語 初級編 七】
モーメント
「決定的なチャンスにつながる、ひとつ前の重要なプレー。まずは分母であるここを増やしていかないことには、決定機の数も増えない」
おおっと身を乗り出し、ケツが浮きかける瞬間。それがモーメント。

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