「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐42[H] FC岐阜戦のポイント(19.11.24)

22日、永井秀樹監督の来季の契約更新が発表された。

22日、永井秀樹監督の来季の契約更新が発表された。

J2第42節、13位の東京ヴェルディ(勝点52/13勝13分15敗 得失点-4)は、22位のFC岐阜(勝点30/7勝9分25敗 得失点-41)と、14時から味の素スタジアムで対戦する。最終節、今季のチームの見納めだ。現役を退く田村直也との別れ、そして来季に向けて糧となるものを持ち帰りたい。

■いずれの不安要素も小さくなかった

7月17日、永井秀樹監督が現場のトップに就き、今日のFC岐阜戦がちょうど20試合目。その仕事がひとつの区切りを迎える。

およそ4ヵ月で積み上げた勝点は23。6勝5分8敗(得点25失点28)となっている。準備期間がないに等しく、チーム編成もまた志向するスタイルに適合したものではなかった。現時点ではっきりしたのは、大方の予想どおり、短いスパンで成果を挙げる仕事には向かない指導者ということだけだ。

永井監督がどこまで監督業を追求するか定かではないが、方向性はより明確になった。今後、サッカーの中身は問わないからとにかくタイトル獲得というオファーや、ありものの戦力で残留を要請する仕事はまずこないし、本人も受諾することはあるまい。この種の間違いは未然に防がれたほうが互いにとって幸せだ。経験を重ね、幅を広げていく可能性はあるが、揺るぎない美意識から窺い知る限り、幅よりも深さに進むのではないかと推測される。

チームづくりの進捗、及び成績面はこんなもんだろうと思う一方、当初の見通しと違ったこともあった。

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