【フットボール・ブレス・ユー】第48回 ありがと!! また!! ~FC琉球 李栄直~(20.1.24)
第48回 ありがと!! また!! ~FC琉球 李栄直~
年始に封切られた、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』はサイッコーだった。
監督はアジア指折りの才能であるポン・ジュノ、主演は名優ソン・ガンホ。日々の生活にも事欠く貧しい一家が、上流階級の家庭をしたたかに侵食していくストーリーである。カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いたのも納得。しばらく興奮が収まらず、早くも2020年のベスト1にぶち当たった感じだ。
韓国映画を観ていると、たまに日本語とまったく同じ言葉が出てくるのが面白い。
「記憶」「簡単」「気分」「詐欺」など、日本語とほぼ同じ発音、同じ意味で用いられる。日本、朝鮮半島ともに中国の漢字文化圏にあるため、似通った言葉があるのはごく自然なことだ。
「約束」もまたそのひとつである。あちらでもこちらでも、ヤクソクはヤクソク。守るべきものと教えられている。
1月7日、東京ヴェルディは李栄直のFC琉球への移籍を発表した。
僕が李と話したのは、昨年11月29日が最後となった。
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