【トピックス】シリーズ新加入〈4〉 MF36 藤田譲瑠チマ(20.2.11)
シリーズ新加入〈4〉 MF36 藤田譲瑠チマ
25メートルの幅に収まった、4枚のコンパクトな2ライン。その守備陣形に対し、ボールを横に動かして広げ、間に入り込み、突破していくトレーニング。
永井秀樹監督がピッチで身振り手振り、言葉に熱を乗せて選手たちに届ける。
「大事なのは、どこで1秒を使うか。振り戻したボールを止め、考えて1秒を使う。違う! 早く逆サイドの選手にボールを渡し、この1秒を使わせないと意味がないんだよ。昨日のジョエルは全ミスだ。最初、前に出てボールを取ったところ以外、全部ミス!」
藤田譲瑠チマは、うっと衝撃を受けた顔だ。前日に行われた川崎フロンターレとのトレーニングマッチ、藤田は中盤の底、つまりリベロの位置に入り、90分プレーした。川崎の攻撃力に打ちのめされて5点を失い、1点も返すことができなかった。
そもそも判断の遅れをミスと扱う基準はいささか厳しすぎる。そこに生まれるはずだったチャンスの芽に土を被せたという解釈だ。が、この厳格な基準に慣れている藤田は「はい、あのゲームは全部ミスでした」と殊勝に語った。
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