「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【対談】えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』番外編 その3・了(20.4.13)

えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』番外編 その3

その1その2

■起伏に飢えているんだ

海江田「4月に入ってからは、いかがお過ごしですか?」

えのきど「ほぼ家にいますね。蟄居(ちっきょ)。その言い方だと、自宅謹慎の刑罰になりますが。出かけるのは、月1レギュラーの文化放送とTBSラジオのスタジオにいくときくらいのものです」

海江田「収録の現場で、マイクの間にアクリル板を立てているのを見ました」

えのきど「ああすると直接飛沫がかかることはない。限定的ではあるけれども、一定の効果はありますね」

海江田「最初はのんびりできていいやなんて構えてたんですが、気軽に外に出られないのがこんなにしんどいとは」

えのきど「僕は楽しんでますよ。もともと内向的な人間ですので、それだったらそれと割り切れる。晴耕雨読。外は雨降りだから、本を読んだり、ハードディスクに録りためたドキュメンタリーや落語のネット配信を見たり。落語会も中止になっちゃってね。そこで若手の落語家が機敏に動いているのがいいなあと」

海江田「最近のヒットは?」

えのきど「今年はNHKアニメの『映像研には手を出すな!』じゃないですか」

海江田「ああ、面白かった。金森さん、サイコーですね」※FODで全話配信中。

えのきど「あとは、こういうときこそゲームですよ。どハマりして、気がついたら1ヵ月くらい経っちゃったみたいな」

海江田「うち、PS Vitaしかないんだなこれが。ニンテンドースイッチライトは品切れだし、何をいまさらPS4に手を出そうか検討中」

えのきど「DAZNにお願いできるなら、2019シーズンの再放送をやってほしいです。この機会に、ふだん見てないチームのサッカーを見たい。アルビレックス新潟を中心にJ2はまんべんなく見ていて、J1の優勝を争うようなチームは何度か目にしているけれど、たとえば清水とかは一度も見てないんです」

海江田「シーズン丸ごと?」

えのきど「そう、丸ごと。1試合、2試合ではつまらない。流れを見せてほしい。そうするとさ、ストーリーが見えてくるじゃん。前節から何を修正したのか、監督の采配、この選手が調子出てないんだなといった発見がある」

海江田「ザスパクサツ群馬」

えのきど「見るねえ」

海江田「SC相模原」

えのきど「見る見る」

海江田「見ますかあ」

えのきど「たまにJ SPORTSがやっている昔の日本代表戦。当事者のゲストを呼んで振り返る企画ね。それはそれでいいんですけど、こっちはシーズンが見たい。おっ、桜が咲いてる、春だ。夏が近づいて、そろそろ暑くなってきたねえ。四季折々の風情ってやつですよ。とにかく、起伏に富んだものに飢えているから。自分と関係ないチームでいいから、やってくれないかなあ」

海江田「さておき、起伏という点ならNetflixの『サンダーランドこそ我が人生』がおすすめです。今回、シーズン2が追加されてて、途中で主力を引き抜かれたり、最後のプレーオフで負けるところなんか、2018シーズンのヴェルディを見るようで胸がズキズキしちゃってもう大変」

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