「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】シリーズ『東京と生きる』〈1〉 医療現場とホームタウンへの支援策(20.5.2)

チャリティTシャツを着用する小池純輝と愛娘の柑菜ちゃん。 ©TOKYO VERDY

チャリティTシャツを着用する小池純輝と愛娘の柑菜ちゃん。 ©TOKYO VERDY

■雨具100着、ゴミ袋1000枚

4月27日、東京ヴェルディは新型コロナウイルスの感染拡大によって負担の大きくなっている医療現場の一助になればと、以前から「グリーンリボンキャンペーン」(臓器移植医療の普及・啓発を目的とする運動)などで連携する東京医科大学八王子医療センターに支援物資を送ったことを明らかにした。

内容は、感染予防に応用できる雨具100着と、45Lのゴミ袋1000枚。「今回はこちらから何かお役に立てればと提案し、物資を送らせていただきました。在庫はまだあり、ほかの東京の医療機関とも連絡を取り合っています。これをきっかけにご要望を受けられれば、対応していきたい」とクラブ関係者は語る。

また、1日から『FIGHT TOGETHER』チャリティTシャツを公式オンラインストア限定で販売開始。カラーはグリーン、ブラック、ホワイトの3色で、価格は1969円(税込)となっている。

必要経費を除いた分、1着あたりおよそ650円がホームタウンの4市1区(稲城市、多摩市、日野市、立川市、板橋区)に寄付されるそうだ。

新型コロナウイルスとの戦いは長期に及ぶことが予想される。仮にJリーグが再開されても、多方面で影響は残り、それまであった社会生活が営めるようになるまで相当の時間が必要になってくるだろう。

経済活動がストップしているサッカークラブもまた余裕のある状態ではないが、こういった支援は社会の公器としての役割のひとつだ。継続的に行うことで、地域とのつながりを密に構築できるチャンスでもある。

シリーズ『東京と生きる』では、いまサッカークラブに何ができるのか、東京Vの取り組みを追っていきたい。

 

日テレ・東京ヴェルディベレーザのキャプテンを務める清水梨紗。 ©TOKYO VERDY

日テレ・東京ヴェルディベレーザのキャプテンを務める清水梨紗。 ©TOKYO VERDY

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