【サッカー人気4位】【全会員さん必読】なぜ松本山雅は幅にこ…

「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】新企画『新人だった!』〈1〉 澤井直人編(20.5.8)

誰にとっても特別なルーキーイヤーを振り返る、新シリーズ企画『新人だった!』。第1回は、先月25歳になったばかりの澤井直人選手の登場です。2014年、東京ヴェルディユースからトップに昇格し、どのような日々を過ごしたのでしょうか。

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高3のとき、何度かトップの練習に呼んでもらい、同期やユース上がりの知っている選手も多かったので、そこまで特別な環境に入るとは思ってなかったんですけれど、実際は全然違いましたね。

自分たちが一番の存在としてプレーしていたユースの頃と比べ、レベルが段違いに高く感じられました。ひとつ上の(前田)直輝くん、アンカズ(安在和樹)くん、もうひとつ上の(杉本)竜士くん、南(秀仁)くん、みんなユース時代より格段にレベルアップしていて、それにもびっくりさせられて。この先、マジでやっていけんのかなと、不安しかなかったです。

シンプルに、中盤から前のポジションにいる全員が自分より巧かった。テクニックだけでは絶対に太刀打ちできない。中盤の位置でほかの人より戦える選手にならなければ、走力で圧倒的に上回っていかなければやっていけないぞと感じました。

デビューは、その年の開幕、味の素スタジアムでの松本山雅戦(1‐3●)。同期の(高木)大輔、(菅嶋)弘希、(安西)幸輝はスタメンで、自分は終わり間際の5分くらい出たのかな(89分、高木大と交代出場)。それはもう、ひどいパフォーマンスでしたよ。サッカーであんなに緊張したのは後にも先にもない。おかげでピッチ上の記憶がほとんどないです。自分でもはっきりわかるほど出来が悪く、イエローを1枚もらい、チームも負けて。以降、夏頃までベンチにも入れない状況になるんですが、それもある意味納得というくらいのひどいデビュー戦でした。

同期の連中とは、刺激し合ってたライバルであり、いつも明るくてわちゃわちゃしている感じ。そのへんは子どもの頃から変わらず、トップに上がったあとも続いていたと思います。

練習でのアピールが実って再びチャンスを与えられ、西が丘での初ゴールは印象深いですね(2014年8月17日、J2第27節水戸ホーリーホック戦 1‐0○)。あのゲーム、キレキレだった竜士くんがサイドをえぐってクロスを入れ、キーパーがはじいたこぼれ球を自分が蹴り込みました。あれは完全に竜士くんのおかげ。ユースの頃から憧れていて、ふだんから自分のことを気にかけてくれる先輩にお膳立てしてもらったゴールでしたから、なおさらうれしかったです。

僕は先輩にとても恵まれた人間。なかでも、プロになって最初の夏、永井(秀樹監督)さんと出会えたことは公私とも特別大きかったです。きっかけは、誰かから言われて一発芸をやらされ、内容は笑えるものだったかわかりませんが、おまえいいなと思ってもらえたみたいで。まあ……、心意気ってやつです!

それからしばらくの間は話す機会がなかったんですけれど、ある日の練習後、永井さんが自分のところにきてくれて、シュートやボールコントロールを教わるようになりました。永井さんと一緒にいる時間が多くなるにつれ、遠征での食事も先輩たちのテーブルに混ぜてもらえるように。そういった時間を通し、(平本)一樹さんやチュウさん(中後雅喜)など、経験のある選手たちからいろいろな話を聞けたのも貴重な栄養になりました。

僕は、性格的に意外と頑固なところがあるんですね。あの頃の自分に言葉をかけるなら、いい先輩がいるんだからちゃんと聞く耳を持てよ、と。まずは周りの人の声に耳を傾けることができなければ、選手として、人としても成長できない。これはどんな仕事にも言えると思います。当時、自分なりに聞いていたつもりではあったんですが、もっとその姿勢があれば違う未来があったかもしれない。

謙虚さ、感謝の気持ち、向上心を失ったら選手として終わる。そのことは両親から常々言われ、永井さんからよく投げかけられる言葉でもあります。実際のところ、自分はヴェルディで何も結果を残していないので、思い上がった態度を取れるはずもないんですが。僕のなかの芯にある部分ですから、これからも大事にしていきたいです。

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●新人の胃袋を満たした思い出の一軒

『そば丸花 京王店』
神奈川県川崎市多摩区菅2-15-10(京王稲田堤駅から徒歩2分)
TEL:044-944-3290
定休日:木曜
※新型コロナウイルス感染拡大により、定休日が異なる場合あり。来店の際は事前にご確認を。

「いまでも食べにいきますが、特に1年目は大輔とかと一緒にしょっちゅういっていました。僕がよく注文していたのは、豚肉せいろうどん(750円)や生姜焼き肉定食(950円)。味噌田楽(300円)も美味いんですよ。ヴェルディの選手やコーチはたくさんお世話になっていて、チームのことも応援してくれます。コロナの影響で大変だとは思いますが、これからも大事にしていきたい地元のお店のひとつです」(澤井)

「澤井くんや高木さんのところのご兄弟など、選手の皆さんがよく食べにきてくれます。監督やコーチ、トレーナーの方々が、出前を取ってくれることも。ただ、いまはコロナのことがあるから、練習ができないんですよね。またJリーグが再開され、ご注文いただければ、いつでもクラブハウスにお届けしますよ」(店主の今井恒雄さん)

※次回は、端戸仁選手です。

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