「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】『新人だった!』〈4〉 若狭大志編(20.5.27)

『新人だった!』第4回は、チームのムードメーカーである若狭大志選手に話を聞かせていただきました。若狭選手は浦和学院高、東洋大を経て、2012年、大分トリニータに加入し、プロのキャリアを歩み始めています。
現在のコンディションについては、「身体は軽いですね。グループ練習が始まる前、自主的にまあまあ動いていたのでちょうどいい感じです。ゴルフ? いやいや、いけるわけないじゃないですか。石田純一さんがあんなことになっちゃったのに。さすがにそこは自重しないと。パット練習マットの購入を考えましたが、部屋に置く場所がないので断念しました」だそうです。

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トリニータに入った1年目はしんどかったですよ。大学まではある程度できていたプレーが、プロでは途端にできなくなった。

前の年に練習参加し、自分の誕生日にオファーをいただいて、これは運命かなあと思ったんです。それなりに手応えもあったので、最初からバリバリやるつもりでいたら、まったく試合に絡めない。プレーの面で特に大きなギャップを感じたわけではなかったんですが、とにかく自分のプレーを出せなかった。なんだか、急にサッカーがヘタになったなあ、おれってこんなもんだったっけ、と感じていましたね。

ありがたいことに、ルーキーの身で5番のユニフォームをもらい、監督や強化部の方にも即戦力として見られながら、そんな状態だったからなおさらしんどくて。このまま3年の契約が終わったらサッカー辞めるのか、という不安が頭をかすめました。考え方がネガティブなほうに傾きがちな人間なんです。

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