【無料記事】【トピックス】シリーズ『東京と生きる』〈2〉Tシャツ・マスクでつながる思い(20.6.9)
■アカデミーOBによるマスク寄贈
東京ヴェルディの推し進める、新型コロナウイルス対策支援の取り組みが徐々に成果を見せている。
先月、2週間限定で販売したチャリティTシャツ『FIGHT TOGETHER』は予想を超える反響があり、集まった355万9107円の寄付金をホームタウンの稲城市、多摩市、日野市、立川市、板橋区に均等分配して届けた。
また、アカデミーの指導者やスタッフは、昨シーズンのユニフォームを再利用したマスクを製作。写真やメッセージカードとともに、再開を待ち焦がれるスクール生に配布している。
危機に際し、サッカーの枠を超えて社会的な活動を続けるうち、今度は海の向こうからクラブに支援の手が差し伸べられた。
台湾プレミアリーグの台中Futuro(タイチュウ フトゥーロ)に所属する一柳夢吾が発起人となり、アカデミーOBの有志が後輩たちにマスク1000枚を寄贈。「知り合いを通じてマスクが手に入ったので、同期に寄贈の相談をしたら、みんな快く協力してくれました」(一柳)。
以下、ひと肌ぬいでくれたランド育ちのメンバーだ。川股要佑、中野裕也、向山達哉、小野雄平、下地奨、小澤良太、平井聡、飯川友晴、前川善洋、野中伸基、渡邊吉臣、佐藤宗史、小山剛己、大場庸平、伊吹丈児。※敬称略
一柳はクラブを通じて、「ヴェルディアカデミー出身者として何か恩返しできないかと考え、今回の寄付に至りました。未来のチームを支える選手達に少しでも力になれれば嬉しく思います。皆さんの力でまた魅力的で強いヴェルディを作っていって下さい。OB一同応援しています」とエールを送っている。
奇遇なことに、SBGでは4月に一柳のインタビューを掲載したばかり。こちらもぜひご一読いただければ幸いだ。