「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【新東京書簡】第七十三信『Zoom取材って大変よ(アンサー)』後藤(20.6.19)

新東京書簡

第七十三信 Zoom取材って大変よ(アンサー)

■Jリーグ界重大ニュースと個人的に重要なニュース

目先の仕事を一つひとつ潰していると、Jリーグ登録選手へのPCR検査実施というニュースが飛び込んできた。資料には検査開始日が「2020年6月19日(金)より順次実施」と記されている。

よく見るとその右に※で「※一部クラブは6月18日に実施」と書いてあるが、本文での説明は「6月19日(金)より全選手及びチームスタッフ等を対象とした唾液採取によるPCR検査を開始したことをお知らせします」と書いてある。あくまでも正式スタートは6月19日であって、18日実施組はイレギュラーということなんだろう。

16日のメディアブリーフィングでは、検査全般を司るコロナ検査センター(医療コンサル会社)と、採取された検体を検査するラボ(医療機関、民間機関)によっておこなわれる検査の工程が説明されていたね。思い切り簡略化すると、センターからクラブと審判員に検体採取キットを送付、これで各自が検体を採取してラボに渡し、検査結果をセンターに送り、そのデータを管理するセンターからクラブと審判員に検査結果が知らされるというものだ。

これが、鼻の奥をこすって検体を採取する方式だとどこかに検査拠点を設けることになったりいろいろと手間がかかるし、鼻が痛くなったりもするけれども、迅速かつ大量に処理するには唾液採取がよい方法なのかもね。

もうひとつ、個人的に重要なニュース。愛媛新聞に、愛媛FCサポーター伊藤裕一さんの訃報が載った。

伊藤さんとは愛媛がJFLからJ2に加盟する前後によく会った仲。一時は愛媛のJ昇格が危ぶまれ、伊藤さんが21万人分を超える署名をとりまとめて当時の鈴木昌チェアマンに渡しに行った。その現場を取材した記者が後藤勝だけだったということで、手渡しの瞬間を写した一葉を提供させてもらった。

愛媛新聞に画像を仲介してくれたのは「愛媛サポートクラブ」代表の和泉逸平さん。和泉さんはドキュメンタリー映画『MARCH』の上映にも携わったりしている。

『MARCH』上映会、盛況のうちに終了。同種の催しが全国規模の拡大へ(2017/10/01)

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